本文へスキップ
スキルアップカレッジ

契約書レビュー実践

法務・契約実務 中級 全8レッスン 約200分

公開日:

コース概要

契約書レビューは、法律書を暗記する仕事ではなく、契約書の文言 1 つひとつを目で追い、リスクを見つけ、修正案を返す作業の反復です。姉妹コース法務担当者入門が「法務担当者の全業務サイクル」を扱ったのに対し、本コースはその中でも契約書レビューという 1 業務を、6 大類型(NDA・取引基本・業務委託・SaaS・ライセンス・M&A NDA/LOI/SPA)ごとに条項レベルで深掘りします。中堅企業(従業員 100〜1,000 名規模)の法務担当 1〜3 年目、法務兼務の事業部担当、購買・営業・企画で契約書を受け取る立場、スタートアップの一人法務、IPO 準備企業の契約管理担当を対象に、契約書の全体構造・6 大類型別レビュー・修正コメント文の書き方・民法改正/下請法/フリーランス新法/反社条項/準拠法の契約書チェック視点・リーガルテック実装までを 8 レッスンで体系化します。個別法律の詳細解釈や資格試験対策は既刊コンプライアンス関連コースや司法試験教材に譲り、本コースは「契約書に赤入れする担当者の型」に軸足を置きます。

学習の流れ

前半 5 レッスンで契約書の全体構造と 6 大類型別のレビューを扱います。レッスン 1 で契約書の 14 大構造と雛形との付き合い方、レッスン 2 で NDA・秘密保持契約、レッスン 3 で取引基本契約と業務委託契約、レッスン 4 で SaaS 契約とライセンス契約、レッスン 5 で M&A の NDA・LOI・SPA を扱います。中盤のレッスン 6 で修正コメント文の書き方と Word 実務を扱い、契約書レビューの実装の型を確立します。後半のレッスン 7 で民法改正・下請法・独禁法・反社条項・準拠法・仲裁条項・英文契約への入口、レッスン 8 でリーガルテック実装・事業部向け研修・契約書レビュー担当のキャリアと修了後の学び方までを扱います。全 8 レッスン・約 200 分の構成です。

このコースで学べること

  • 契約書の全体構造 14 条項を俯瞰し、条項レベルの読み方を持てる
  • NDA・秘密保持契約の条項別修正例と修正コメント文例を持ち帰れる
  • 取引基本契約と業務委託契約の条項別レビューポイントを扱える
  • SaaS 契約とライセンス契約の条項別修正例を扱える
  • M&A の NDA・LOI・SPA レビューの入口を扱える
  • 修正コメント文の型と Word 実務の作法を持てる
  • 民法改正・下請法・独禁法・反社条項・準拠法の契約書チェック視点を持てる
  • リーガルテック実装・事業部向け研修設計・契約書レビュー担当のキャリアを扱える

対象者

中堅企業(従業員 100〜1,000 名規模)の法務担当 1〜3 年目、法務兼務の事業部担当、購買・営業・企画で契約書を受け取る立場、スタートアップの一人法務、IPO 準備企業の契約管理担当、独立系専門商社の契約担当

講師紹介

甲斐 康平(かい こうへい)

企業法務コンサルタント/弁護士(第一東京弁護士会)/元 東証プライム上場 IT 企業法務部長/中堅企業契約管理体制構築支援 15 社超

国内大学 法学部および法科大学院を修了後、2008 年に新司法試験に合格し、同年に弁護士登録(61 期)。国内大手法律事務所のコーポレート部門で M&A・国際取引・契約審査案件を 6 年担当した。2014 年に東証プライム上場大手商社のインハウス法務として転じ、鉄鋼・エネルギー・食料の 3 セグメントで国際売買基本契約・合弁契約・EPC 契約を 5 年担当。2019 年に東証プライム上場 IT 企業の法務部長に着任し、SaaS 利用規約・パートナー契約・M&A NDA から SPA までを 5 年主導し、法務部の人員を 4 名から 15 名に拡大した。2024 年に独立、中堅企業向け契約書レビューコンサルティング事務所を設立し、社外役員 2 社を兼務している。2026 年 7 月時点で独立 3 年目、上場企業・非上場中堅企業 15 社の契約管理体制構築を伴走。信条は「契約書は文言の集合体——1 語 1 語がリスクの入り口」

受講される方へのメッセージ

「契約書レビューの仕事は、法律書を暗記することではなく、契約書の文言 1 つひとつを目で追い、リスクを見つけ、修正案を返す作業の反復です。私自身、大手法律事務所からインハウス法務に転じて最初に驚いたのは「6 ステップで進めるだけでは足りない、契約類型ごとの条項レベルの型が必要だ」という事実でした。姉妹コース法務担当者入門は法務担当者の全業務サイクルを扱いましたが、本コースはその中でも契約書レビューという 1 業務を、6 大類型(NDA・取引基本・業務委託・SaaS・ライセンス・M&A NDA/LOI/SPA)ごとに条項レベルで深掘りし、修正コメント文例と Word 実務、民法改正・下請法・フリーランス新法・反社条項・準拠法の契約書チェック視点まで踏み込みます。個別法律の詳細解釈は既刊コンプライアンス関連コースや司法試験教材に譲り、本コースは「契約書に赤入れする担当者の型」に振り切ります」

レッスン一覧

  1. 1

    契約書レビューの心構えと契約書の全体構造

    姉妹コース L3 との棲み分け明示、レビュー依頼を受ける側の温度感、契約書の 14 大構造(前文・定義・目的・履行義務・対価・期間・秘密保持・知財・損害賠償・解除・準拠法・裁判管轄・電子署名・附則)、雛形との付き合い方を学ぶ

  2. 2

    NDA・秘密保持契約のレビュー

    秘密情報の定義 3 パターン、目的外使用禁止、有効期間 3-5 年と残存条項、返還・破棄・派生成果物、片務/双務、DD 前 NDA と一般 NDA の違い、修正コメント文例 5 パターンを学ぶ

  3. 3

    取引基本契約と業務委託契約のレビュー

    個別契約優先ルール、検収と契約不適合責任(民法改正 2020/4)、業務委託の準委任 vs 請負区別、偽装請負 4 判断基準、成果物と知財帰属、再委託、下請法 60 日ルールと契約書上チェック、フリーランス新法 12 項目を学ぶ

  4. 4

    SaaS 契約とライセンス契約のレビュー

    SaaS 契約:SLA・稼働率保証・データ返還・データ削除義務・サブプロセッサー・GDPR/個情法対応、ライセンス契約:独占/非独占・地域制限・改良発明帰属・侵害通知・ライセンス料算定、SLA 3 レベル設計を学ぶ

  5. 5

    M&A の NDA・LOI・SPA レビュー入口

    M&A 前 NDA と一般 NDA の違い、LOI 主要 6 項目、SPA 主要条項(対価・調整・表明保証・特別補償・エスクロー・アーンアウト・ノンコンピート)、経営企画側 DD 4 領域との接続点を学ぶ

  6. 6

    修正コメント文の書き方と Word 実務

    修正コメントの型(修正案テキスト+理由+代替案)、想定質問文書、温度感の書き分け、Word トラック変更+色分け(Must 赤/Should 黄/Nice to Have 青)、Cover Note の型 5 パターンを学ぶ

  7. 7

    民法改正・下請法・独禁法・反社条項・準拠法

    民法改正 2020/4 債権法 5 論点、独禁法 3 大禁止行為の契約書チェック、反社対応条項 4 要素、準拠法・裁判管轄・仲裁条項(JCAA/SIAC/HKIAC)の使い分け、英文契約への入口を学ぶ

  8. 8

    リーガルテック実装・研修・キャリア

    リーガルテック 3 世代、CLM 5 機能、電子契約 5 社比較、事業部向け契約書レビュー研修 4 モジュール、契約書レビュー担当のキャリア(法務部長・GC・企業内弁護士・独立)、修了後の情報源を学ぶ

  9. 総復習テスト

    全レッスンの内容を振り返るテスト

このコースの用語集(79語)
アーンアウト(あーんあうと)
一括払い(いっかつばらい)
意向表明書
インボイス制度(いんぼいすせいど)
エスクロー(えすくろー)
英文契約