経営企画実務入門
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コース概要
経営企画は、会社の年間サイクル(中期経営計画→単年度予算→月次予実→取締役会)を回す職種です。ただし、その実務は華やかさより地味な作業の積み重ねであり、中期経営計画のドラフトを何十版と作り直し、部門長との予算折衝で意見を擦り合わせ、取締役会の議事録を一言一句直します。本コースは、事業部から異動配属された非経理・非コンサル出身者、経営企画室で 1〜3 年目のマネジャー、CFO・COO 候補を対象に、経営企画の 3 役割・年間サイクル・中期経営計画・全社 KPI・予算編成・取締役会運営・新規事業と M&A の入口までを 8 レッスンで体系化します。既刊の思考フレーム・三表読解・スタートアップ資金調達などは前提として重複を避け、「事業会社の経営企画担当者が年間サイクルを回す実務」に軸足を置きます。
学習の流れ
前半 3 レッスンで経営企画の全体像と長期戦略を扱います。レッスン 1 で経営企画の 3 役割と年間サイクル、レッスン 2 で中期経営計画の策定、レッスン 3 で全社 KPI・OKR 設計を扱います。中盤のレッスン 4 で単年度予算編成、レッスン 5 で月次予実管理と経営会議運営を扱い、日常業務のリズムを組み立てます。後半のレッスン 6 で取締役会の運営、レッスン 7 で新規事業・M&A の入口、レッスン 8 で経営企画のキャリアと修了後の学び方までを扱います。全 8 レッスン・約 200 分の構成です。
このコースで学べること
- ✓ 経営企画の 3 つの役割(考える・繋ぐ・回す)と年間サイクルを俯瞰できる
- ✓ 中期経営計画の策定プロセスと Forecast × Backcast の往復を理解できる
- ✓ 全社 KGI から部門 KPI への分解と BSC 4 視点・OKR 設計を組み立てられる
- ✓ 単年度予算編成の年間スケジュールと部門折衝の作法を持ち帰れる
- ✓ 月次予実管理と経営会議運営の型を回せる
- ✓ 取締役会運営(付議基準・議事進行・議事録・社外取締役対応)の基本を扱える
- ✓ 事業ポートフォリオ管理と新規事業・M&A の入口の判断軸を持てる
- ✓ 経営企画のキャリアパスと修了後の学び方を持ち帰れる
対象者
経営企画 1〜3 年目、事業部から異動配属された非経理・非コンサル出身者、経営企画室のマネジャー、事業部で中計・予算に絡む企画担当、CFO・COO 候補
講師紹介
新村 遼太郎(にいむら りょうたろう)
経営企画実装コンサルタント/元 東証プライム上場企業経営企画部長/中堅企業経営企画支援 25 社超・社外役員 3 社
国内大学 経済学部を卒業後、米国大学院で MBA を取得。2001 年に外資系戦略コンサルティングファームに入社し、経営戦略・組織設計プロジェクトを 6 年担当した。2007 年に国内大手商社の経営企画部で中期経営計画策定・海外投資・M&A を 8 年主導。2015 年に東証プライム上場メーカーの経営企画部長として、中期経営計画 2 本の策定と取締役会事務局を 7 年担った。2022 年に独立し中堅企業向け経営企画コンサルティング事務所を設立、社外役員 3 社を兼務している。2026 年 7 月時点で独立 4 年目、上場企業・非上場中堅企業 25 社の中計策定・経営会議運営を伴走。信条は「経営企画は考える・繋ぐ・回すの 3 役割——比重は会社の成熟度で変わる」
受講される方へのメッセージ
「経営企画は「経営陣の右腕」と呼ばれますが、実務は華やかさより地味な作業の積み重ねです。中期経営計画のドラフトを何十版と作り直し、部門長との予算折衝で意見を擦り合わせ、取締役会の議事録を一言一句直します。しかし、その積み重ねが経営陣の意思決定の質を左右し、会社の 3〜5 年後の姿を作ります。本コースは、事業部から異動配属された非経理・非コンサル出身者、経営企画室で 1〜3 年目のマネジャー、CFO・COO 候補を主な対象に、経営企画の 3 役割から中期経営計画、全社 KPI、予算編成、取締役会運営、新規事業・M&A の入口までを 8 レッスンで体系化しました。既刊の三表読解・思考フレーム・スタートアップの資金調達論などは前提とし、本コースは「事業会社の経営企画担当者が年間サイクルを回す実務」に振り切ります」
レッスン一覧
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1
経営企画とは何か——3 つの役割と年間サイクル
経営企画の 3 役割(考える・繋ぐ・回す)、年間サイクル(中計→単年度予算→月次予実→取締役会)、コース守備範囲・境界明示(三表読解・M&A 財務・企画書 8 要素は既刊譲り)を学ぶ
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2
中期経営計画の策定
中計の 3 目的(方向性・資源配分・約束)、Forecast × Backcast の往復、環境分析(PEST・5F)→ 内部分析(VRIO・バリューチェーン)→ SWOT の使い方、戦略仮説の構造化、経営陣ワークショップの型を学ぶ
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3
全社 KPI・OKR 設計
KGI → KPI ツリー、BSC の 4 視点(財務・顧客・業務プロセス・学習と成長)、KPI 選定の 5 基準、OKR の四半期運用、部門への分解と対話を学ぶ
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4
単年度予算編成の実務
年間スケジュール(前年 9〜3 月)、トップダウン vs ボトムアップ、部門折衝の 4 論点、予算編成会議の型、修正予算のタイミングを学ぶ
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5
月次予実管理と経営会議運営
月次予実レビューの 5 ステップ、差異分析(要因分解)、経営会議のアジェンダ設計、事務局の 5 役割、議事録の書き方を学ぶ
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6
取締役会の運営
取締役会と経営会議の役割分担、付議基準(会社法・定款・取締役会規則)、招集手続・議案の組み方、議事録(会社法 369 条 3 項)、社外取締役対応、モニタリング型ボードを学ぶ
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7
新規事業・M&A の入口
事業ポートフォリオ管理(PPM・9 セル)、新規事業評価の 3 段階(アイデア→事業計画→投資判断)、投資判断稟議の型、M&A の入口(DD の 4 領域・PMI の 4 論点)、詳細は今後の別コースへを学ぶ
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8
経営企画のキャリアと修了後の学び方
経営企画のキャリアパス(CFO・COO・事業部長・社外取締役・独立)、6 か月・1 年・3 年の学習ロードマップ、修了後の情報源(有価証券報告書・統合報告書・週刊経営財務)を学ぶ
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総復習テスト
全レッスンの内容を振り返るテスト
このコースの用語集(72語)
- 意思決定の経緯
- 議事録に必ず含めるべき 3 要素の 1 つ。提示された選択肢・賛否の意見と根拠・最終判断の理由を記録し、1 年後・3 年後に振り返って学ぶための資産とする。 → レッスン 5
- 一次情報
- 経営企画が日常的に精読すべき情報源。有価証券報告書(EDINET)・統合報告書(各社 IR サイト)などの企業自身が公開する開示書類。 → レッスン 8
- 稟議書
- 投資判断・組織変更・大型契約などの意思決定を、書面で経営陣に諮る文書。既刊ビジネス文書コースが基本の 5 要素を扱う。本コースでは投資判断稟議の 4 要素(背景/内容/効果/リスク)を扱う。 → レッスン 7
- 環境分析
- 中期経営計画策定における外部環境の把握。PEST(マクロ)と 5 フォース(業界構造)が代表的なフレーム。 → レッスン 2
- 監督機能
- 取締役会の主要な役割の 1 つ。業務執行が中期経営計画に沿って行われているか、コンプライアンスは守られているかをチェックする機能。社外取締役が担う中心的役割。 → レッスン 6
- 議案
- 取締役会・経営会議で議論・決議する項目。決議事項・報告事項・審議事項・情報提供事項の 4 分類で組み立てる。 → レッスン 6