AI時代の仕事術
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コース概要
「うちもそろそろ AI を導入しないと遅れる」「いや、AI は使い物にならない」——会議室でいまも聞こえる両極の声です。一方で、現場で起きているのは、その極論のあいだで意思決定が止まる組織と、流行で導入したものの定着せず諦めた現場、そして地味に業務に組み込んで成果を上げている職場の混在です。本コースは、特別な技術知識のない方でも、IT 職以外のあらゆる職種の知的労働者が、生成 AI を「日常業務の道具」として自分の仕事に組み込む発想を、8 レッスンで体系的に学びます。特定のツールの操作画面、プロンプトの細かい技術、エージェント設計といった専門領域には踏み込みません。代わりに、文書作成・情報整理・思考の壁打ち・コミュニケーション・業務再設計といった汎用業務に AI をどう組み込むか、組織のルールとどう付き合うか、自分の働き方をどう再設計するかを、現場の事例と「2026 年 6 月時点の最新動向」を交えて整理します。営業・企画・人事・経理・総務・コンサル・教員・公務員など、業務担当者の方が業務判断の土台にできる内容です。
学習の流れ
レッスン 1 でクラウドの本コースの位置づけと「AI に使われる」と「AI を使いこなす」の対比、知識労働者の業務階層(型作業・調査・思考・関係)を整理します。レッスン 2 は業務での生成 AI の使い方を「リライト・拡張・参照」の 3 つに分解する発想を扱います。レッスン 3 は文書作成の仕事術(メール・報告書・企画書・議事録・決裁文書)に AI を組み込む発想です。レッスン 4 は情報整理と要約(リサーチ・読解・データ整理)で AI を活かす方法、ハルシネーション対策、RAG の発想を扱います。レッスン 5 は思考の壁打ちと意思決定の仕事術で、Reasoning モデルや複数モデル比較利用の最新動向を含めます。レッスン 6 はコミュニケーション(メール・説明資料・フィードバック)の仕事術、Voice モードの活用を扱います。レッスン 7 は個人と組織のルール、情報入力リスク、業務プロセス再設計、評価制度との関係を整理します。最後のレッスン 8 で、AI に置き換えられる仕事と AI で拡張される仕事の見分け方、自分の業務の棚卸し、リテラシー陳腐化への備え、修了後の学習方向を案内します。前半(レッスン 1〜2)は「土台の発想」、中盤(レッスン 3〜6)は「具体の仕事術」、後半(レッスン 7〜8)は「ルールと働き方の再設計」という三段構えです。
このコースで学べること
- ✓ 「AI に使われる」と「AI を使いこなす」の違いを理解し、自分の立ち位置を整理できる
- ✓ 業務での生成 AI の 3 つの使い方(リライト・拡張・参照)を区別して使い分けられる
- ✓ 文書作成(メール・報告書・企画書・議事録)に生成 AI を組み込む発想を持つ
- ✓ 情報整理と要約(リサーチ・読解・データ整理)で生成 AI を活かす方法を理解する
- ✓ 思考の壁打ちと意思決定補助で生成 AI を活かす発想を持つ
- ✓ コミュニケーション(メール・説明資料・フィードバック)で生成 AI を活かす方法を理解する
- ✓ 個人と組織のルール(情報入力・業務再設計・評価)を整理できる
- ✓ AI に置き換えられる仕事と AI で拡張される仕事を見分け、自分の業務を棚卸しできる
対象者
業種・職種を問わず、すべての知的労働者にとって必要な生成 AI 業務活用の基礎を身につけたい方。営業・企画・人事・経理・総務・コンサル・教員・公務員など IT 職以外の方に。経営者・管理職で組織への AI 導入を進めようとしている方にも
講師紹介
吉村 隆司(よしむら たかし)
生成 AI 業務活用コンサルタント/元大手 SIer 業務改善担当
新卒で大手 SIer に入社し、エンタープライズ業務システム開発に 9 年従事(業務分析・PMO・業務プロセス改善を主担当として、製造・金融・公共のプロジェクトに参加)。2022 年から大手コンサルファームで生成 AI 業務活用支援を主担当として 3 年、製造業・金融業・小売業の業務再設計案件を率いる。2025 年に独立し、現在は中堅企業 5〜6 社の生成 AI 業務活用顧問を並行。スタンス:「『AI が全部解決する』万能論と『AI は使い物にならない』否定論の両極を批判する」「ツール導入で終わらせず、業務プロセスの再設計を伴うことが鉄則」「現場の現実から逆算して、業務担当者一人ひとりが今日から使える発想を持ち帰ってもらう」
受講される方へのメッセージ
「「うちもそろそろ AI を導入しないと遅れる」「いや、AI は使い物にならない」——会議室でいまも聞こえる両極の声です。現場で見てきたのは、その極論のあいだで意思決定が止まる組織と、流行で導入した結果定着せず諦めた現場、そして地味に業務に組み込んで成果を上げている職場でした。本コースは、IT 職でなくとも営業・企画・人事・経理・総務・コンサル・教員・公務員といったあらゆる職種の知的労働者が、生成 AI を「日常業務の道具」として自分の仕事に組み込む発想を 8 レッスンで体系的にお伝えします。プロンプトの魔法ワードも、絶対に儲かる活用術も登場しません。代わりに、文書作成・情報整理・思考の壁打ち・コミュニケーション・業務再設計といった汎用業務に AI をどう組み込むか、組織のルールとどう付き合うか、自分の働き方をどう再設計するかを、現場の事例も交えて丁寧に整理していきましょう」
レッスン一覧
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1
AI時代の仕事術とは何か——「ツール導入」から「仕事の再設計」へ
生成 AI 普及の現実、「AI に使われる」と「AI を使いこなす」の対比、本コースの位置づけ、知識労働者の業務階層(型作業・調査・思考・関係)を学ぶ
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2
業務での生成 AI の 3 つの使い方——リライト・拡張・参照
リライト(書いたものを直す)、拡張(書きかけを膨らませる)、参照(質問して教えてもらう)の 3 つの使い分けと組み合わせ、業務フローへの組み込み方を学ぶ
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3
文書作成の仕事術——メール・報告書・企画書・議事録
ビジネス文書の構造を AI と共有、構成案からドラフト生成、スタイルガイドの伝え方、「自分らしさ」の確保、議事録・決裁文書、2026 年 6 月時点の法人版での社内テンプレ共有を学ぶ
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4
情報整理と要約の仕事術——リサーチ・読解・データ整理
長文資料の要約、複数文書の横断要約、リサーチ設計、表・データの整理、ハルシネーション対策、RAG(社内ナレッジ参照)、2026 年 6 月時点のファイル添付・Web 検索連携を学ぶ
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5
思考の壁打ちと意思決定の仕事術
AI を壁打ち相手にする発想、多角的視点の獲得、意思決定マトリクスの作成支援、「鵜呑みにしない」発想、2026 年 6 月時点の Reasoning モデル・複数モデル比較利用を学ぶ
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6
コミュニケーションの仕事術——社内外メール・説明資料・フィードバック
相手に合わせた文体の使い分け、反対意見への返信ドラフト、フィードバック文書、多言語コミュニケーション、NG ワードチェック、プレゼン構成案、2026 年 6 月時点の Voice モードを学ぶ
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7
個人と組織のルール——情報入力・業務再設計・評価
入力禁止情報のルール、ログとアカウンタビリティ、業務プロセスの再設計、評価制度との関係、シャドー AI 問題、2026 年 6 月時点の法人契約版の選び方を学ぶ
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8
仕事と AI の関係を再設計する——自分の働き方・修了後
「置き換え」と「拡張」の二軸、自分の業務の棚卸し、リテラシーの維持と陳腐化への備え、キャリア視点での AI 活用、修了後の学習方向を案内する
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総復習テスト
全レッスンの内容を振り返るテスト
このコースの用語集(62語)
- AI ガバナンス(えーあい がばなんす)
- 組織として AI 利用のルール・責任・監督体制を整える仕組み。利用範囲のルール、入力禁止情報の指定、ログの取得、評価制度との関係、教育、対話の場の整備などを含む。
- AI に置き換えられる仕事(えーあいに おきかえられるしごと)
- AI が人間の作業を肩代わりし、人間が同じ作業をしなくなる関係。「置き換え型」とも呼ぶ。定型メール生成・議事録の自動文字起こし・単純翻訳・データの自動分類・FAQ への自動回答などが典型。
- AI で拡張される仕事(えーあいで かくちょうされるしごと)
- AI が人間の能力を拡張し、人間が単独ではできなかった水準の仕事ができる関係。「拡張型」とも呼ぶ。多言語対応・思考の壁打ち・専門外領域への素早いアクセス・大規模情報整理・創造の幅出しなどが典型。
- 意思決定マトリクス
- 複数の選択肢を、複数の観点で評価して整理する表。コスト・効果・リスク・期間・組織の負担などの観点で選択肢 A・B・C を比較する。整理の道具であり、決定そのものではない。
- 入力禁止情報
- AI に入力すべきでない情報。個人情報・企業秘密・契約情報・第三者の知的財産・規制対象情報など。組織のルールに従って範囲を決める。
- 同調バイアス
- AI がユーザーの意見に反論しすぎないように調整されており、質問者の前提を尊重するように振る舞う性質。「○○ は正しいですか」と聞くと「正しい」と答えやすい。対策は中立的な質問、反対派演じさせ、複数モデル比較。