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スキルアップカレッジ

ビジネス文書・ライティング入門

ビジネススキル 初級 全8レッスン 約200分

公開日:

コース概要

「メールが長くなりがちで反省する」「報告書を書くのに時間がかかる」「敬語に自信がない」「AI が書いた文書を、何を直せばよいかわからない」——事務・営業・企画・人事・経理・総務など、業務で文書を書くすべての方が直面する悩みです。本コースは、ビジネス文書を「才能や気合で書くもの」ではなく「型と推敲で整える技術」として、8 レッスンで体系的に学びます。一文の作法(主述・助詞・句読点・文の長さ)、文体と表記(敬体/常体・敬語・表記統一)、メールの型、報告書と議事録、企画書と提案書、社内文書(稟議書・依頼文・お礼状・お詫び状)、校正と推敲、AI 時代の付き合い方まで、新入社員〜中堅社員の方が「読まれる文書」を整える基礎技術を順次積み上げます。書くのが苦手な方も、得意な方も、それぞれの立場で取り組める入門コースです。

学習の流れ

レッスン 1 でビジネス文書の発想(「読まれるために書く」)と本コースの守備範囲を共有します。レッスン 2 と 3 が「言葉のレベル」で、一文の作法と文体・表記を扱います。ここまでが共通の土台です。レッスン 4 から 7 は文書の型編で、メール(L4)、報告書と議事録(L5)、企画書と提案書(L6)、稟議書・依頼文・お礼状・お詫び状(L7)と、業務で出会う典型の文書を順番に扱います。最後のレッスン 8 で、校正と推敲の 4 段階、AI 校正ツールの現在地と限界、生成 AI で書いた文書を整える発想、人間が書く価値、修了後の学習方向を案内します。前半(レッスン 1〜3)は「言葉のレベル」、中盤(レッスン 4〜7)は「文書の型」、後半(レッスン 8)は「校正と AI 時代」の三段構えです。

このコースで学べること

  • ビジネス文書の 4 つの基本原則(目的・読み手・簡潔・正確)を理解する
  • 一文の作法(主述の対応・助詞・句読点・文の長さ・能動と受動)を身につける
  • 敬体/常体・敬語の 3 種・表記統一など、文体と表記の基本を扱える
  • メールの型(件名・宛先・本文・結び)と社内/社外の使い分けを身につける
  • 報告書と議事録で「事実と所感を分けて書く」発想を持つ
  • 企画書と提案書の構造(背景・課題・目的・施策)を整理できる
  • 稟議書・依頼文・お礼状・お詫び状・断り文など、社内文書の典型を扱える
  • 校正と推敲の 4 段階、AI 校正ツールの現在地と限界、AI 時代に「人間が書く価値」を理解する

対象者

業種・職種を問わず、業務で日常的に文書を書くすべての方。新入社員〜中堅社員、事務・営業・企画・人事・経理・総務・教員・公務員など全社員必修レベルで使える入門コース

講師紹介

富田 修一(とみた しゅういち)

企業ライティング研修・社内文書スタイル設計顧問/元新聞記者・コーポレートコミュニケーション部長

新卒で全国紙の新聞社に入社し、社会部記者・経済部デスクとして 8 年活動。事件取材、企業取材、編集、整理記事の担当を通じて、「読まれる文章」「30 秒で理解できる構造」「短い言葉で正確に伝える技」を磨いた。2014 年に大手メーカーへ転じ、コーポレートコミュニケーション部門で 8 年、広報・IR・社内コミュニケーションを担当(後半 4 年は部長として 12 名のチームを率いる)。プレスリリース、IR レポート、社内報、危機対応のステートメント、社内文書スタイルガイドの整備を主導。2022 年に独立し、中堅企業 7〜8 社の「企業ライティング研修・社内文書スタイル設計顧問」として、新入社員〜管理職向けのライティング研修と社内文書スタイルガイドの設計を兼務。研修参加者は通算 3,000 人を超える。スタンス:「一文を短く、達意を明確に」「読まれるために書く」「原稿より、修正と推敲に時間をかける」「AI が書いた文書こそ、人間の手で整える」「文章は装飾ではなく、相手への礼儀」

受講される方へのメッセージ

「「メールが長くなりがちで反省する」「報告書を書くのに時間がかかる」「敬語に自信がない」「AI が書いた文書を、何を直せばよいかわからない」——研修現場でもっとも多いご相談です。私が伝えたいのは、ビジネス文書は「才能」や「気合」で書くものではなく、「型」と「推敲」で整える技術だ、ということです。新聞記者時代に「30 秒で読める記事」を毎日磨いた経験、コーポレートコミュニケーション時代に社内文書スタイルガイドを 8 か月かけて整備した経験、独立後の中堅企業ライティング研修で 3,000 人と向き合った経験——これらすべてから言えるのは、「読まれる文書」を書く人は、書くことより「読み直すこと」に多くの時間をかけている、ということです。本コースは、一文の作法から業務文書の型、校正と推敲、AI 時代の付き合い方までを 8 レッスンで段階的にお届けします。文章が苦手な方も、得意な方も、それぞれの立場で「読まれる文書」を一緒に整えていきましょう。」

レッスン一覧

  1. 1

    ビジネス文書とは何か——「書く」より「読まれる」発想

    ビジネス文書の定義、私的文書・文学との違い、「読まれる」発想の重要性、4 つの基本原則(目的・読み手・簡潔・正確)、生成 AI 時代の文書事情と「人間が書く価値」、本コースの守備範囲を学ぶ

  2. 2

    一文の作法——主述の対応・助詞・句読点・文の長さ

    主述のねじれ、助詞の使い分け、読点の打ち方、一文の長さの目安(40〜60 文字)、能動態と受動態、二重否定の解消、修飾語の位置、悪文の典型パターンを学ぶ

  3. 3

    文体と表記——敬体/常体・敬語・表記統一

    敬体(です・ます調)と常体(だ・である調)の使い分け、敬語の 3 種(尊敬語・謙譲語・丁寧語)、二重敬語の回避、表記統一(漢字・ひらがな・カタカナ・数字・単位)、業界標準の表記ルール、絵文字の扱いを学ぶ

  4. 4

    メールの型——件名・宛先・本文の構成

    ビジネスメールの基本構造、件名の作り方、宛先(To・Cc・Bcc)の使い分け、社内/社外のトーン、依頼・お礼・お詫びの定型、引用と返信、過度に長いメールを短くする工夫、チャットとの使い分けを学ぶ

  5. 5

    報告書と議事録——事実と所感の分離、構造化

    報告書の基本構造(要旨・経緯・結果・所感・次の行動)、事実と所感の分離、5W1H と 6W3H、データと根拠の示し方、議事録の基本構造、書くべき/書かないことの判断、生成 AI 議事録ツールとの付き合い方を学ぶ

  6. 6

    企画書と提案書——課題設定と論理展開

    企画書の基本構造(背景・課題・目的・施策・スケジュール・体制・予算・効果)、提案書との違い、課題設定の発想、構成の組み立て方、図表の役割、長さの目安、社内承認を取るための工夫を学ぶ

  7. 7

    社内文書と社外文書——稟議書・依頼文・お礼状・お詫び状

    稟議書、依頼文、お礼状、お詫び状、断り文の典型的な型、社外向け文書のテンプレート、紙とメールでの違い、テンプレートを使いつつ自分の声を残す工夫を学ぶ

  8. 8

    校正と推敲、AI 時代のライティング——「読まれる文書」へ仕上げる

    校正と推敲の違い、校正の 4 段階(誤字脱字・表記・文法・文意)、送信前の 3 分チェックリスト、よくある誤り、AI 校正ツール(Microsoft Editor・Grammarly・文賢・テキスト校正くん)の現在地と限界、生成 AI で書いた文書を整える発想、人間が書く価値、修了後の学習方向を学ぶ

  9. 総復習テスト

    全レッスンの内容を振り返るテスト

このコースの用語集(54語)
宛名
メールや文書の冒頭に書く、相手を指す行。「○○様」「○○部長」など。社内では「○○さん」も許容される場面がある。【レッスン 4】
お礼状
業務上の関係を温める文書。出来事への感謝・具体的なエピソード・自分への影響・今後への期待の 4 要素で構成する。早く出すこと、テンプレートに頼りすぎないこと、節目は手書きを使い分けることが心得。【レッスン 7】
お詫び状
業務上のトラブル・ミスがあった際に相手に対して書く文書。事実の確認・原因・対応・再発防止・謝罪の 5 要素で構成する。言い訳をせず、再発防止を具体的に、謝罪は控えめに誠実に。重大なミスは電話 → メール → 訪問の複数経路で。【レッスン 7】
開く(ひらく)
漢字をひらがなにすること。「こと」「もの」「とき」「ため」「ほか」「いただく」「ください」「わかる」「できる」などは開く(ひらがな)が業界主流。【レッスン 3】
仮名遣い
ひらがな・カタカナの正書法。現代仮名遣いが業務文書の標準。【レッスン 3】
課題
企画書において、何が問題か・なぜ解くべきかを示すセクション。「具体的」「解くべき理由がある」「解ける見込みがある」「読み手と共有できる」の 4 条件を満たすのが良い課題設定。【レッスン 6】