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スキルアップカレッジ

サステナビリティ・SDGs実務

ESG・サステナビリティ 中級 全8レッスン 約200分

公開日:

コース概要

サステナビリティは、CSR 報告書を作ることでも、SDGs のロゴを貼ることでもありません。事業活動が社会・環境にどう関わるかを、フレームワーク横断で整理し、KPI で測り、対話で更新する——ここに実務の本丸があります。本コースは、国連関連機関で 3 年、企業サステナ部門で 16 年、独立コンサルとして 4 年の伴走で得た「実装のための道具箱」を、GRI・IRIS+・B Corp・UN Global Compact・EcoVadis・ISO 26000 まで 8 レッスンで扱います。フレームワークの名前を覚えることではなく、事業を動かすことが目的である、という視点で、CSR・サステナ推進・広報・IR・人事・調達・法務の 7 職種の意思決定に届く形で整理しました。

学習の流れ

前半 4 レッスンで「制度と枠組み」を固めます。レッスン 1 で MDGs → SDGs の系譜と 17 目標・169 ターゲット・232 指標、レッスン 2 で UN Global Compact・ISO 26000・ISO 14001 の 3 つの枠組み、レッスン 3 でマテリアリティ分析の 5 ステップとダブルマテリアリティ、レッスン 4 で GRI・SASB・SDGs Compass のフレームワーク横断と 3 つの開示書類の使い分けを扱います。中盤のレッスン 5 で KPI 設計と Backcasting、レッスン 6 でサプライチェーン責任(EcoVadis・CSDDD・紛争鉱物・フェアトレード)を扱います。後半のレッスン 7 で B Corp・Fair Trade・UN Global Compact 参加、レッスン 8 でインパクト測定(IRIS+・IMM・SROI)と実装する SDGs への移行、修了後の学び方までを扱います。全 8 レッスン・約 200 分の構成です。

このコースで学べること

  • MDGs → SDGs の系譜、17 目標・169 ターゲット・232 指標の体系を把握する
  • UN Global Compact 10 原則と ISO 26000 の 7 中核主題でサステナ経営の枠組みを整理できる
  • マテリアリティ分析の 5 ステップとダブルマテリアリティの実装ができる
  • GRI 3 層構造・SASB・SDGs Compass のフレームワーク横断で使い分けられる
  • KPI 設計と Backcasting で目標管理と対話の窓を組める
  • サプライチェーン責任(EcoVadis・CSDDD・紛争鉱物・フェアトレード・生物多様性)を扱える
  • B Corp 認証 5 領域、Fair Trade、UN Global Compact 参加の実務を設計できる
  • インパクト測定(IRIS+・IMM・SROI)で実装する SDGs への移行が組める

対象者

CSR・サステナビリティ推進担当、広報・IR、人事・調達・法務。会社としてサステナビリティを事業に統合したい方、統合報告書やサステナビリティレポート、B Corp 認証、EcoVadis 対応、CDP 回答を担う方

講師紹介

小早川 香織(こばやかわ かおり)

サステナビリティ・SDGs コンサルタント/元 国連関連機関・国内大手企業サステナ推進部長/B Corp 認定支援 15 社超

国内大学法学部を卒業後、米国大学院で MPA(公共政策)を修了。2003 年に国連関連機関の東京事務所にプログラム・オフィサーとして着任し、3 年間、開発途上国の子どもの権利保護プログラムに携わった。2006 年に国内大手総合商社の CSR 推進部へ転じ、8 年間で CSR 報告書執筆、サプライチェーン人権デュー・ディリジェンス、フェアトレード事業の立ち上げを担当。国連関連機関で身につけたステークホルダー・エンゲージメントの視点と、商社の事業実装力を組み合わせる経験を積んだ。2014 年に国内大手サービス業のサステナビリティ推進部長として参画し、8 年間で GRI 準拠のサステナビリティレポート執筆、B Corp 認証取得、マテリアリティ分析の主導、SDGs Compass 活用を進めた。2022 年に独立してサステナビリティ・SDGs コンサルティング事務所を設立、2026 年 7 月時点で独立 4 年目、国内企業 30 社のマテリアリティ・KPI 設計、B Corp 支援、EcoVadis 対応を伴走。信条は「SDGs は掲げるから実装するへ——ロゴを貼るだけの時代は終わった」

受講される方へのメッセージ

「サステナビリティは、CSR 報告書を作ることでも、SDGs のロゴを貼ることでもありません。事業活動が社会・環境にどう関わるかを、フレームワーク横断で整理し、KPI で測り、対話で更新する——ここに実務の本丸があります。本コースでは、国連関連機関で 3 年、企業サステナ部門で 16 年、独立コンサルとして 4 年の伴走で得た「実装のための道具箱」を、GRI・IRIS+・B Corp・UN Global Compact・EcoVadis・ISO 26000 まで 8 レッスンで扱います。フレームワークの名前を覚えることではなく、事業を動かすことが目的である、という視点を持ち帰っていただきたいと考えています」

レッスン一覧

  1. 1

    サステナビリティと SDGs の位置関係——MDGs から 2030 アジェンダまで

    本コースの守備範囲(フレームワーク横断とマテリアリティ実装)、MDGs 2000 年採択・目標年 2015 年、SDGs 2015 年 9 月国連総会採択・目標年 2030 年、17 目標・169 ターゲット・232 指標の体系、5 P(People/Planet/Prosperity/Peace/Partnership)、境界明示、中核メッセージ 6 個を学ぶ

  2. 2

    サステナビリティ経営の枠組み——UN Global Compact・ISO 26000・ISO 14001

    UN Global Compact 1999 年発足・2000 年参加開始・10 原則(人権・労働・環境・腐敗防止の 4 分野)、ISO 26000 2010 年公表・7 中核主題(組織統治・人権・労働慣行・環境・公正な事業慣行・消費者課題・コミュニティ)、ISO 14001 環境マネジメントシステム 1996 年初版・2015 年改訂、3 つの枠組みの相互関係を学ぶ

  3. 3

    マテリアリティ分析の実務——5 ステップとダブルマテリアリティの実装

    マテリアリティの概念、決め方 5 ステップ(課題洗い出し・ステークホルダー・エンゲージメント・関連度マトリックス・取締役会承認・年次見直し)、ダブルマテリアリティ(財務+インパクト)の実装、GRI と ESRS の違い、講師の現場メモを学ぶ

  4. 4

    フレームワーク横断——GRI/SASB/SDGs Compass/統合報告書 vs SR vs 有報

    GRI スタンダード 3 層構造(Universal Standards 2021 改訂・Sector Standards 2021 以降・Topic Standards)、SASB Materiality Map 77 業種、SDGs Compass 2016 年 GRI・UNGC・WBCSD 共同公表、統合報告書 vs サステナビリティレポート vs 有価証券報告書の使い分けを学ぶ

  5. 5

    KPI 設計と目標管理——Backcasting と対話の窓としての KPI

    GRI/SASB 指標の使い分け、SBT(Science Based Target)の考え方(気候領域は別コース)、Backcasting(未来から現在への逆算)、Forecasting との違い、KPI 4 分類(結果・過程・入力・活動)、対話の窓としての KPI、年次アップデートを学ぶ

  6. 6

    サプライチェーン責任——EcoVadis・CSDDD・紛争鉱物・フェアトレード

    EcoVadis 2007 年設立のサプライヤー評価、TRUCOST の環境データ、EU CSDDD 2024/5 採択(一般論として位置づけ、詳細は気候別コース)、紛争鉱物・3TG・米国 Dodd-Frank 法 2010 年、フェアトレード認証(コーヒー・カカオ・バナナ・コットン)、生物多様性と TNFD の位置づけを学ぶ

  7. 7

    認証・認定——B Corp・Fair Trade・UN Global Compact 参加

    B Corp 認証 2006 年 B Lab 創設・認証開始 2007 年・日本第 1 号 2016 年(石井食品)・5 領域評価(ガバナンス・従業員・コミュニティ・環境・顧客)・B Impact Assessment、Fair Trade International 認証(コーヒー・カカオ・バナナ・コットン)、UN Global Compact 参加プロセスと Communication on Progress、GRI 認定を学ぶ

  8. 8

    インパクト測定と修了後の学び方——IRIS+/IMM/SROI

    IRIS+ 2019 年 GIIN 公表のインパクト指標、Impact Management and Measurement(IMM)の 5 ディメンション(What・Who・How Much・Contribution・Risk)、SROI(Social Return on Investment)2000 年頃 REDF 提唱、「掲げる SDGs から実装する SDGs へ」の移行、コース全体総括、修了後の学習方向を学ぶ

  9. 総復習テスト

    全レッスンの内容を振り返るテスト

このコースの用語集(99語)
アウトカム
企業活動が社会・環境にもたらす最終的な結果。KPI 4 分類の 1 つ(結果 KPI)。→ レッスン 5
インパクト
企業活動が「因果関係で」もたらした社会・環境の変化。Baseline との比較、Attribution 分析で証明する。KPI との違いは因果関係の証明を伴う点。→ レッスン 8
インパクト測定
企業活動のインパクトを定量的に把握する実務。IRIS+ の指標、IMP の 5 ディメンション、SROI などが道具。→ レッスン 8
インパクトマテリアリティ
企業活動が社会・環境に与える影響を重要性の判定基準とする考え方。ダブルマテリアリティを構成する 1 方向。→ レッスン 3
掲げる SDGs(かかげるえすでぃーじーず)
統合報告書に SDGs 17 目標のロゴを貼り、貢献の定量的な説明がないパターン。「実装する SDGs」への移行が本コースの主眼。→ レッスン 1、レッスン 8
課題の網羅的洗い出し(かだいのもうらてきあらいだし)
マテリアリティ分析の 5 ステップの 1 段階目。GRI・SASB・格付機関質問書などから 50〜100 の候補課題をリスト化する。→ レッスン 3