フリーランスの確定申告
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コース概要
「開業したけれど、何から手をつければいいかわからない」「青色申告と白色申告の違いがわからない」「インボイスは登録すべきなのか迷っている」「税理士に頼むのは早すぎる気がする」——独立直後のフリーランス・個人事業主の方の共通の悩みです。本コースは、独立直後〜 2 年目のフリーランスを主軸に、副業から個人事業主への移行を検討する会社員、これから独立を考えている方を対象に、税務手続きの実務を 8 レッスンで体系的に学びます。フリーランスの税務環境、開業届、帳簿付け、経費計上、インボイス制度、所得控除、e-Tax での確定申告、年間スケジュールと税理士活用まで、「最初の確定申告を乗り切る」ために必要な実務知識を、簿記資格を持たない方が「制度を理解してから判断する」発想で身につけられる構成です。なお、本コースは教育目的のコースで、個別の税務相談は税理士の独占業務である点を踏まえ、原則と判断軸を提示するに留めています。
学習の流れ
レッスン 1 でフリーランスの税務環境(個人事業主の定義、会社員との税務の違い、本コースの位置づけ)を共有します。レッスン 2 〜 3 は開業準備編で、開業届・青色申告承認申請書などの届出(L2)と、帳簿付けの基本・会計ソフトの活用(L3)を扱います。レッスン 4 〜 5 は実務編で、経費計上の作法・家事按分・減価償却(L4)と、インボイス制度・消費税の対応(L5)に踏み込みます。レッスン 6 〜 7 は申告編で、所得控除と税額控除の組み合わせ(L6)と、e-Tax での確定申告の実務・申告ミスへの対応(L7)を組み立てます。最後のレッスン 8 で、フリーランスの年間スケジュール、税理士に頼むタイミングの判断軸、修了後の学習方向を案内します。前半(1〜3)は「環境と準備」、中盤(4〜5)は「日常の実務」、後半(6〜8)は「申告と運用」の三段構成です。
このコースで学べること
- ✓ 個人事業主(フリーランス)の税務環境と本コースの位置づけを理解する
- ✓ 開業届と青色申告承認申請書の提出方法と期限を把握する
- ✓ 複式簿記の発想と会計ソフトの活用方法を身につける
- ✓ 経費計上の判断軸と家事按分・減価償却の作法を理解する
- ✓ インボイス制度の概要と課税/免税事業者の判断軸を持てる
- ✓ 所得控除と税額控除を組み合わせた合法的な節税の発想を学ぶ
- ✓ e-Taxによる確定申告の流れと申告ミスへの対応方法を把握する
- ✓ フリーランスの年間スケジュールと税理士活用のタイミングを判断できる
対象者
独立直後〜2年目のフリーランス・個人事業主を主軸に、副業から個人事業主への移行を検討中の会社員、これから独立を考えている方など、自分で確定申告に取り組む必要のあるすべての方
講師紹介
沢田 美佳(さわだ みか)
フリーランス・スタートアップ特化税理士/元 大手税理士法人 法人税務担当
早稲田大学商学部卒業後、会計大学院修了。税理士登録後、大手税理士法人(4大税理士法人の1つを想定)で 8 年勤務し、中堅・大企業の法人税務を担当。後半 3 年はチームリーダーとして 5 名のチームをまとめた。2018 年に中堅税理士法人へ転職し、5 年間にわたり個人事業主・フリーランス・スタートアップの税務支援を担当。フリーランスの開業相談、青色申告転換、インボイス対応、税務調査同席など、現場で多様な実務に触れた。2023 年に独立してフリーランス・スタートアップ特化の税理士事務所を開業。年間顧問先 80 社、フリーランス・個人事業主のサポート実績は累計 500 名超。スタンス:「税務は『難しい』ではなく『覚えると楽になる』」「青色申告は『手間』ではなく『投資』」「インボイス時代、適切な選択肢を理解することが武器」「税理士相談は『お金がかかる』ではなく『時間と安心を買う投資』」「節税と脱税は別物——制度を知ったうえで合法的に使う」「個別税務相談は税理士の独占業務、本コースは教育目的に徹する」
受講される方へのメッセージ
「「開業したばかりで、何から手をつければいいかわからない」「青色申告と白色申告の違いがわからない」「インボイスは登録すべきなのか迷っている」「税理士に頼むのは早すぎる気がする」——独立直後のフリーランスの方からよくいただくお悩みです。私の答えは、「制度を理解してから判断しましょう」。税理士法人で 13 年、独立後 3 年、累計 500 名以上のフリーランスの方々をお手伝いしてきた経験から、皆さんが「最初の確定申告を乗り切る」ために必要な実務知識を、8 レッスンに凝縮しました。開業届、青色申告、帳簿付け、経費計上、インボイス制度、所得控除、e-Tax での確定申告、年間スケジュール——資格対策ではなく、明日からの実務で使える知識として整理しています。なお、本コースは教育目的のコースで、個別の税務相談は税理士の独占業務です。皆さんの事業の判断は、必要に応じてお近くの税理士にご相談ください。一緒に、税務を「難しい」から「覚えると楽になる」へ、変えていきましょう。」
レッスン一覧
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1
フリーランスとは何か——個人事業主の税務環境と本コースの位置づけ
個人事業主(フリーランス)の定義、会社員との税務の違い、所得税・住民税・消費税・国民健康保険・国民年金の関係、税理士の独占業務と本コースの教育目的、本コースの守備範囲を学ぶ
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2
開業の手続き——開業届・青色申告承認申請書・ほかの届出
開業届(開業から 1 ヶ月以内)、青色申告承認申請書(3 月 15 日まで/開業から 2 ヶ月以内)、青色専従者給与に関する届出書、源泉所得税の納期の特例、屋号付き口座、フリーランス新法の影響を学ぶ
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3
帳簿付けの基本——複式簿記の発想と会計ソフト
帳簿の役割(青色申告 65 万円控除の前提)、現金主義と発生主義、複式簿記の発想(借方・貸方、勘定科目)、会計ソフト(freee/マネーフォワード/弥生)の活用、AI 仕訳の現在地、帳簿保管 7 年の義務を学ぶ
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4
経費計上の作法——何を経費にできるか、家事按分、減価償却
事業に関連する出費の判断、経費にできるもの/できないもの、家事按分(家賃・通信費・自動車費用)、減価償却と少額減価償却資産の特例(30 万円未満)、電子帳簿保存法と電子取引データ保存義務、税務調査の発想を学ぶ
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5
インボイス制度と消費税——適格請求書・課税/免税の選択・2 割特例
消費税の仕組み、課税事業者と免税事業者(売上 1,000 万円判定)、インボイス制度(2023 年 10 月 1 日施行)、適格請求書発行事業者の登録、2 割特例の経過措置、簡易課税制度、フリーランス新法と取引適正化を学ぶ
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6
所得控除と税額控除——節税は合法、賢く制度を使う
所得控除の全体像、基礎控除、社会保険料控除、小規模企業共済、iDeCo(個人事業主は月額上限 68,000 円)、ふるさと納税、医療費控除、住宅借入金等特別控除、定額減税(2024 年実施)、節税と脱税の境界を学ぶ
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7
確定申告の実務——e-Tax・申告書類・提出期限・申告ミスへの対応
確定申告の全体像、申告期限(原則 3 月 15 日)、必要書類(青色申告決算書・確定申告書 B・添付書類)、e-Tax の選択肢、納税方法、申告ミスへの対応(更正の請求・修正申告)、税務調査の備え、消費税申告を学ぶ
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8
開業後の年間スケジュールと税理士活用——プロに頼むタイミング・修了後の学習方向
フリーランスの年間スケジュール(法定調書・予定納税・住民税・確定申告)、税理士に頼むタイミングの判断軸、税理士の選び方、顧問契約とスポット相談の比較、修了後の学習方向(管理会計入門・お金の基礎・法人成りの判断)を学ぶ
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総復習テスト
全レッスンの内容を振り返るテスト
このコースの用語集(84語)
- 青色事業専従者給与
- 事業に従事する家族(配偶者・親など)に支払う給与。青色申告者は、青色事業専従者給与に関する届出書を提出することで、全額を経費にできる。【レッスン 2】
- 青色申告
- 帳簿付けの要件を満たして申告することで、青色申告特別控除・赤字 3 年繰越し・専従者給与などの税制優遇を受けられる申告方法。事前に青色申告承認申請書の提出が必要。【レッスン 2】
- 青色申告決算書
- 青色申告で提出する、損益計算書・月別売上・減価償却費・貸借対照表などの集計表。会計ソフトでほぼ自動作成できる。【レッスン 7】
- 青色申告承認申請書
- 青色申告を適用するために事前に提出する申請書。提出期限は、青色申告の適用を受けようとする年の 3 月 15 日まで(1 月 16 日以降開業は開業から 2 ヶ月以内)。【レッスン 2】
- 青色申告特別控除
- 青色申告者が受けられる控除。65 万円(複式簿記+ e-Tax または電子帳簿保存)/ 55 万円(複式簿記のみ)/ 10 万円(簡易簿記)の 3 段階。【レッスン 2】
- インボイス(適格請求書)
- 適格請求書発行事業者が発行する、登録番号・税率別の消費税額などを記載した請求書。課税事業者は、インボイスを受け取らないと経費の消費税を控除できない(経過措置あり)。【レッスン 5】