用語集
フリーランスの確定申告コースで使われる主要な用語(84語)をまとめています。
- 青色事業専従者給与 (あおいろじぎょうせんじゅうしゃきゅうよ)
- 事業に従事する家族(配偶者・親など)に支払う給与。青色申告者は、青色事業専従者給与に関する届出書を提出することで、全額を経費にできる。【レッスン 2】
- 青色申告 (あおいろしんこく)
- 帳簿付けの要件を満たして申告することで、青色申告特別控除・赤字 3 年繰越し・専従者給与などの税制優遇を受けられる申告方法。事前に青色申告承認申請書の提出が必要。【レッスン 2】
- 青色申告決算書 (あおいろしんこくけっさんしょ)
- 青色申告で提出する、損益計算書・月別売上・減価償却費・貸借対照表などの集計表。会計ソフトでほぼ自動作成できる。【レッスン 7】
- 青色申告承認申請書 (あおいろしんこくしょうにんしんせいしょ)
- 青色申告を適用するために事前に提出する申請書。提出期限は、青色申告の適用を受けようとする年の 3 月 15 日まで(1 月 16 日以降開業は開業から 2 ヶ月以内)。【レッスン 2】
- 青色申告特別控除 (あおいろしんこくとくべつこうじょ)
- 青色申告者が受けられる控除。65 万円(複式簿記+ e-Tax または電子帳簿保存)/ 55 万円(複式簿記のみ)/ 10 万円(簡易簿記)の 3 段階。【レッスン 2】
- インボイス(適格請求書)
- 適格請求書発行事業者が発行する、登録番号・税率別の消費税額などを記載した請求書。課税事業者は、インボイスを受け取らないと経費の消費税を控除できない(経過措置あり)。【レッスン 5】
- インボイス制度(適格請求書等保存方式)
- 2023 年 10 月 1 日施行。適格請求書発行事業者として登録した事業者のみが「適格請求書(インボイス)」を発行できる制度。フリーランスにとっては、登録の有無が取引先との関係に影響する。【レッスン 5】
- 売上 (うりあげ)
- 事業の本業から得た収益。発生主義では「請求書を発行した日」が売上計上日になる。【レッスン 3】
- 売掛金 (うりかけきん)
- 請求書を発行したが、まだ入金されていない金額。資産(流動資産)として帳簿に計上。【レッスン 3】
- 屋号 (やごう)
- 個人事業主が自分の事業に付ける名前。法人で言う「商号」に近い。登録は任意。【レッスン 2】
- 会計ソフト
- 事業の取引を記録し、帳簿・確定申告書類を作成するソフトウェア。freee/マネーフォワード/弥生などが代表的。銀行口座・クレジットカード連携と AI 仕訳で日常の経理を自動化できる。【レッスン 3】
- 課税事業者 (かぜいじぎょうしゃ)
- 消費税の納税義務がある事業者。基準期間(前々年)の課税売上高が 1,000 万円超、またはインボイス登録などで該当する。【レッスン 5】
- 家事按分 (かじあんぶん)
- 業務用と私用が混在する出費を、業務分のみ経費にする発想。家賃・水道光熱費・通信費・自動車費用が代表例。根拠を残すのが鉄則。【レッスン 4】
- 簡易課税制度 (かんいかぜいせいど)
- 消費税の計算方法の 1 つ。売上の消費税 × みなし仕入率で経費の消費税を計算。基準期間の課税売上高 5,000 万円以下で選択可能。フリーランスの多くが該当する第 5 種(サービス業)はみなし仕入率 50%。【レッスン 5】
- 簡易簿記(かんいぼき)
- 家計簿のような簡易な記帳方法。青色申告 10 万円控除が適用される。【レッスン 3】
- 勘定科目 (かんじょうかもく)
- 取引の内容を分類するラベル。資産・負債・純資産・収益・費用に大別される。会計ソフトのデフォルト科目で十分。【レッスン 3】
- 基準期間 (きじゅんきかん)
- 消費税の課税・免税判定の対象期間。個人事業主の場合は前々年。【レッスン 5】
- 基礎控除 (きそこうじょ)
- すべての納税者が原則として受けられる所得控除。2026 年 6 月時点で 48 万円(合計所得 2,400 万円以下)。【レッスン 6】
- 行為(業)として行う
- 税理士法における「業として」の定義。「報酬を得て、反復継続的に」が含まれる。自分自身の税務手続きは「業として」ではないため、税理士法違反にはならない。【レッスン 1】
- 経費 (けいひ)
- 事業に関連する出費のうち、所得計算上の必要経費として認められるもの。事業との関連性・業務との連動・証憑の存在が判断軸。【レッスン 4】
- 軽減税率
- 消費税の軽減対象品目に適用される税率(8%)。飲食料品・新聞などが対象。【レッスン 5】
- 減価償却 (げんかしょうきゃく)
- 10 万円以上の固定資産を、耐用年数にわたって分割して経費計上する手続き。定額法と定率法の 2 つの計算方法がある。【レッスン 4】
- 現金主義 (げんきんしゅぎ)
- お金が動いた日を取引の発生日として記録する方法。青色申告 10 万円控除のみ可、65 万円控除は不可。【レッスン 3】
- 源泉徴収 (げんせんちょうしゅう)
- 取引先が報酬から所得税を天引きして納付する仕組み。ライター・デザイナー・カメラマンなどの業種で適用される。【レッスン 7】
- 源泉所得税の納期の特例 (げんせんしょとくぜいののうきのとくれい)
- 従業員や青色専従者に給与を支払う事業者が、半年分の源泉所得税をまとめて納付できる特例。給与支給人数が常時 10 人未満の事業所のみが対象。【レッスン 2】
- 更正の請求 (こうせいのせいきゅう)
- 申告税額より少なく算出すべきだった場合に、5 年以内に税務署に提出する請求書。認められれば差額が還付される。【レッスン 7】
- 国民健康保険 (こくみんけんこうほけん)
- 個人事業主が加入する公的医療保険。自治体ごとに計算式が異なる。社会保険料控除の対象。【レッスン 1・6】
- 国民年金 (こくみんねんきん)
- 個人事業主が加入する公的年金。定額(年度ごとに改定)。社会保険料控除の対象。【レッスン 1・6】
- 国民年金基金 (こくみんねんきんききん)
- 国民年金に上乗せできる任意加入の制度。掛金は全額が社会保険料控除。iDeCo と合算で月額上限 6 万 8,000 円。【レッスン 6】
- 個人事業主 (こじんじぎょうぬし)
- 法人ではない事業者として、税務上の区分。開業届を提出した個人。【レッスン 1】
- 事業所得 (じぎょうしょとく)
- 事業から得る所得。売上 − 経費 − 青色申告特別控除で計算。【レッスン 1】
- 事業税 (じぎょうぜい)
- 都道府県民税の一つ。事業所得が一定額(おおむね 290 万円の事業主控除超)に対して課される。業種により税率が異なる。【レッスン 1】
- 事業主借 (じぎょうぬしかり)
- 事業用口座に個人のお金を入れたときの勘定科目(純資産)。【レッスン 3】
- 事業主貸 (じぎょうぬしかし)
- 事業用口座から個人のために引き出したときの勘定科目(純資産)。【レッスン 3】
- 社会保険料控除 (しゃかいほけんりょうこうじょ)
- 国民健康保険・国民年金・国民年金基金などの全額が所得控除の対象。【レッスン 6】
- 修正申告 (しゅうせいしんこく)
- 申告税額より多く算出すべきだった場合に、税務署に提出する申告書。不足分の納税が必要。【レッスン 7】
- 住民税 (じゅうみんぜい)
- 都道府県民税+市町村民税。事業所得をもとに自治体が翌年度の税額を計算。原則として一律 10%。【レッスン 1】
- 純資産 (じゅんしさん)
- 事業の自己資本。資産 − 負債で計算される。元入金・事業主借・事業主貸などが含まれる。【レッスン 3】
- 消費税 (しょうひぜい)
- 商品・サービスの最終消費者が負担する税。課税事業者は売上時に「預かって」・経費時に「支払って」・差額を「納付」する。【レッスン 5】
- 証憑 (しょうひょう)
- 経費の根拠となる書類。領収書・請求書・契約書など。「事業との関連性」と「業務との連動」を証明する役割。【レッスン 4】
- 少額減価償却資産の特例 (しょうがくげんかしょうきゃくしさんのとくれい)
- 青色申告者が 10 万円以上 30 万円未満の備品を購入年に一括経費計上できる特例。年間 300 万円まで。【レッスン 4】
- 小規模企業共済(しょうきぼきぎょうきょうさい)
- 中小機構が運営する個人事業主・小規模法人役員向けの退職金積み立て制度。月額 1,000 円〜 7 万円、掛金は全額が所得控除。【レッスン 6】
- 所得控除 (しょとくこうじょ)
- 課税所得を計算する前に適用される控除。基礎控除・社会保険料控除・小規模企業共済等掛金控除など。節税額 = 控除額 × 税率。【レッスン 6】
- 所得税 (しょとくぜい)
- 事業所得などに対して課される国税。累進課税で 5% 〜 45% の税率。【レッスン 1】
- 仕訳 (しわけ)
- 取引を借方と貸方の両面から記録すること。複式簿記の基本。【レッスン 3】
- 税額控除 (ぜいがくこうじょ)
- 算出税額から直接差し引く控除。住宅借入金等特別控除・配当控除・寄附金特別控除など。節税額 = 控除額。【レッスン 6】
- 税理士 (ぜいりし)
- 税務代理・税務書類作成・税務相談を業として行うことができる国家資格者。【レッスン 1】
- 税理士法 (ぜいりしほう)
- 税理士の業務範囲・独占業務・義務などを定めた法律。52 条で独占業務(税務代理・税務書類作成・税務相談)を定めている。【レッスン 1】
- 税務書類作成 (ぜいむしょるいさくせい)
- 確定申告書などの税務書類を他人の依頼で作成する業務。税理士の独占業務。【レッスン 1】
- 税務相談 (ぜいむそうだん)
- 税務に関する具体的な相談に応じること。税理士の独占業務。【レッスン 1】
- 税務代理 (ぜいむだいり)
- 税務官公署に対する申告・申請・主張・陳述の代理。税理士の独占業務。【レッスン 1】
- 税務調査 (ぜいむちょうさ)
- 税務署が申告内容の真実性を確認する調査。事前通知後、数日〜数週間で実施。【レッスン 4・7】
- 節税 (せつぜい)
- 制度を理解して合法的に税負担を減らすこと。青色申告 65 万円控除・家事按分・所得控除・税額控除の活用など。【レッスン 4・6】
- 専従者控除 (せんじゅうしゃこうじょ)
- 白色申告で家族に支払う給与の一部を控除できる制度。年間 86 万円まで(配偶者)。【レッスン 2】
- 貸借平均の原理 (たいしゃくへいきんのげんり)
- 複式簿記で、借方の合計と貸方の合計が常に一致する原理。【レッスン 3】
- 耐用年数 (たいようねんすう)
- 減価償却資産を経費計上する期間。資産ごとに国税庁が定めている(パソコン 4 年、自動車 6 年など)。【レッスン 4】
- 脱税 (だつぜい)
- 事実を歪めて納税を回避すること。売上隠蔽・架空経費・領収書捏造・二重帳簿など。違法。【レッスン 4】
- 帳簿(ちょうぼ)
- 事業の取引を記録する書類。仕訳帳・総勘定元帳など。青色申告 65 万円控除を受けるには複式簿記による帳簿付けが前提。【レッスン 3】
- 適格請求書発行事業者 (てきかくせいきゅうしょはっこうじぎょうしゃ)
- インボイス制度に登録した事業者。「適格請求書(インボイス)」を発行できる。【レッスン 5】
- 電子帳簿保存法(でんしちょうぼほぞんほう)
- 帳簿・取引関係書類の保存方法を定める法律。2024 年 1 月 1 日から電子取引データの電子保存義務化が完全施行。【レッスン 3・4】
- 電子取引データ
- メール添付 PDF、クラウド請求書、ネット通販の領収書など、電子で受け取った取引データ。電子帳簿保存法により、電子データのまま保存する義務がある。【レッスン 3・4】
- 振替納税 (ふりかえのうぜい)
- 事前に銀行口座を登録して、納税期限後の指定日に自動引き落とされる納税方法。手数料無料・手間最小限・資金繰りに余裕の三拍子。【レッスン 7】
- 2 割特例 (にわりとくれい)
- インボイス制度の経過措置。免税事業者からインボイス登録で課税事業者になった事業者に、2023 年 10 月 1 日〜 2026 年 9 月 30 日を含む課税期間で適用。売上の消費税 × 20% を納税。【レッスン 5】
- 白色申告 (しろいろしんこく)
- 事前申請なしで適用される申告方法。青色申告と比較して税制優遇が少ない。【レッスン 2】
- 発生主義 (はっせいしゅぎ)
- 取引が確定した日(請求書発行日・受領日)を取引の発生日として記録する方法。青色申告 65 万円控除は発生主義が前提。【レッスン 3】
- 開業届 (かいぎょうとどけ)
- 正式名称「個人事業の開業・廃業等届出書」。事業を開始した日から 1 ヶ月以内に税務署へ提出。【レッスン 2】
- 複式簿記(ふくしきぼき)
- ひとつの取引を借方と貸方の両面から記録する記帳方法。青色申告 55 万円・65 万円控除の前提。【レッスン 3】
- 振替伝票 (ふりかえでんぴょう)
- 取引を仕訳して記入する伝票。会計ソフトで自動作成される。【レッスン 3】
- フリーランス
- 働き方の概念。特定の企業に属さず独立して仕事を受ける働き方。【レッスン 1】
- フリーランス新法
- 正式名称「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」。2024 年 11 月 1 日施行。書面交付義務・60 日以内支払い・禁止行為・ハラスメント対策などを定める。【レッスン 2・5】
- 法定調書 (ほうていちょうしょ)
- 支払者が税務署に提出する報告書。フリーランスへの支払いも対象になる。【レッスン 7・8】
- 本則課税 (ほんそくかぜい)
- 消費税の本来の計算方法。預かった消費税 − 支払った消費税 = 納付額。【レッスン 5】
- マイナンバーカード方式(マイナンバーカードほうしき)
- e-Tax の認証方式の 1 つ。マイナンバーカード+ IC カードリーダー(または NFC 対応スマートフォン)で利用。青色申告 65 万円控除の前提条件をクリア。【レッスン 7】
- みなし仕入率 (みなししいれりつ)
- 簡易課税制度における業種別の係数。フリーランスの多くが該当する第 5 種(サービス業)は 50%。【レッスン 5】
- 免税事業者 (めんぜいじぎょうしゃ)
- 消費税の納税義務が免除される事業者。基準期間(前々年)の課税売上高が 1,000 万円以下の場合に該当。【レッスン 5】
- 屋号付き口座 (やごうつきこうざ)
- 屋号と個人名を併記した口座。事業用とプライベート用の資金を分けるのに便利。金融機関ごとに開設の手続きが異なる。【レッスン 2】
- 予定納税 (よていのうぜい)
- 前年の予定納税基準額が 15 万円以上の場合、その年の所得税の前払いを行う制度。7 月(第 1 期)と 11 月(第 2 期)に発生。【レッスン 8】
- 領収書 (りょうしゅうしょ)
- 代金を受け取ったことを証明する書類。経費の証憑として保存する。【レッスン 4】
- e-Tax(イータックス)
- 国税庁が運営する電子申告システム。マイナンバーカード方式または ID パスワード方式で利用可能。青色申告 65 万円控除の前提。【レッスン 7】
- freee(フリー)
- 会計知識が浅くても使いやすい UI が特徴のクラウド会計ソフト。質問形式で仕訳を入力できる。【レッスン 3】
- iDeCo (イデコ)
- 個人型確定拠出年金。個人事業主は月額上限 6 万 8,000 円(国民年金基金と合算)、掛金は全額所得控除、運用益は非課税。60 歳まで原則引き出せない。【レッスン 6】
- ID パスワード方式(IDパスワードほうしき)
- e-Tax の認証方式の 1 つ。事前に税務署で発行された ID とパスワードで利用。マイナンバーカード未取得でも利用可能。【レッスン 7】
- マネーフォワード クラウド確定申告
- 会計知識のある方向けの設計が特徴のクラウド会計ソフト。複数事業の管理や家計簿サービス「マネーフォワード ME」との連携が強み。【レッスン 3】
- 弥生 (やよい)
- 老舗の会計ソフトベンダー。「やよいの青色申告 オンライン」「やよいの白色申告 オンライン」を提供。サポートデスクが手厚いのが特徴。【レッスン 3】
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