SaaS 導入・運用実践
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コース概要
SaaS の選定と契約までは、社内の要件を整理して見積もりを比較すれば大抵決まります。しかし、そこから先の「導入プロジェクト」「社内浸透」「利用モニタリング」「解約・リプレース判断」までを回せる情シス担当者は少なく、SaaS 導入の 8 割は「使われずに死ぬ」というのが業界の共通認識です。本コースは、情シス担当 2 年目以降、DX 推進担当、SaaS 導入プロジェクトの PM、SaaS Ops 担当を対象に、SaaS ライフサイクル 6 段階・RFI/RFP・PoC・キックオフと WBS・データ移行と業務プロセス変更・社内浸透とチェンジマネジメント・iPaaS 連携と SaaS Ops・解約とリプレース判断までを 8 レッスンで体系化します。要件定義 3 軸・契約交渉 4 点・IdP と SCIM 運用・ヘルプデスク ITIL・IT 予算 3 分類は既刊の情シス担当者向け入門コースに譲り、本コースは「買い手 PM としてプロジェクトを回す」視点に軸足を置きます。
学習の流れ
前半 3 レッスンで SaaS 導入プロジェクトの全体像と選定・PoC の作り方を扱います。レッスン 1 でライフサイクル 6 段階、レッスン 2 で RFI/RFP、レッスン 3 で PoC 設計と実施を扱います。中盤のレッスン 4 でキックオフと WBS、レッスン 5 でデータ移行と業務プロセス変更、レッスン 6 で社内浸透とチェンジマネジメントを扱い、導入プロジェクトの本丸を組み立てます。後半のレッスン 7 で iPaaS・API 連携と SaaS Ops、レッスン 8 で解約・リプレース判断と修了後の学び方までを扱います。全 8 レッスン・約 200 分の構成です。
このコースで学べること
- ✓ SaaS 導入プロジェクトの全体像とライフサイクル 6 段階を俯瞰できる
- ✓ RFI と RFP の設計・発行・ベンダーコンペ運営を組み立てられる
- ✓ PoC を「動くか」ではなく「使えるか」の目線で設計できる
- ✓ 導入プロジェクトのキックオフと WBS を組み立てられる
- ✓ データ移行と業務プロセス変更の実務を回せる
- ✓ 社内浸透・チェンジマネジメントの 90 日プランを持てる
- ✓ iPaaS・API 連携で SaaS を繋いで価値を跳ねさせられる
- ✓ 解約・リプレース判断の 4 軸と修了後の学び方を持ち帰れる
対象者
情シス担当 2 年目以降・DX 推進担当・SaaS 導入プロジェクトの PM・IT 選定に関わる企画/総務担当・SaaS Ops 担当・CIO 候補
講師紹介
榊原 慶介(さかきばら けいすけ)
SaaS 導入・運用コンサルタント/元 東証プライム上場企業 DX 推進マネジャー/中堅企業 SaaS 導入プロジェクト支援 25 社超
国内大学 情報工学科を卒業後、2001 年に外資系大手 SIer に入社し、エンタープライズ IT 導入プロジェクトの PM として 6 年間、金融・製造業向けの基幹システム構築を担当した。2007 年に東証プライム上場グローバル IT サービス企業に転じ、システム統括部の SaaS 導入プロジェクト PM として 8 年間、社内向けの複数 SaaS 選定・導入を主導。2015 年に東証プライム上場消費財メーカーの IT 部門で SaaS Ops・DX 推進マネジャーとして 8 年間、全社の SaaS ポートフォリオ管理・iPaaS 連携基盤構築・利用モニタリング体制構築を担った。2023 年に独立し中堅企業向けの SaaS 導入コンサルティング事務所を設立。2026 年 7 月時点で独立 3 年目、上場企業・非上場中堅企業 25 社の SaaS 導入プロジェクトを伴走している。信条は「SaaS 導入はツール選定ではなくプロジェクト——キックオフから定着まで PM の連続戦」
受講される方へのメッセージ
「SaaS の選定と契約までは、社内の要件を整理して見積もりを比較すれば大抵決まります。しかし、そこから先の「導入プロジェクト」「社内浸透」「利用モニタリング」「解約・リプレース判断」までを回せる情シス担当者は少なく、SaaS 導入の 8 割は「使われずに死ぬ」というのが業界の共通認識です。私自身、SI から事業会社の DX 推進マネジャーを経て独立した経験から、SaaS 導入の成功可否は「導入後 90 日」で決まるという確信を持ちました。本コースは、情シス担当 2 年目以降・DX 推進担当・SaaS 導入プロジェクトの PM を主な対象に、SaaS ライフサイクル 6 段階から RFP・PoC・キックオフ・データ移行・社内浸透・iPaaS 連携・解約判断までを 8 レッスンで体系化しました。要件定義 3 軸・契約交渉 4 点・IdP と SCIM 運用・ヘルプデスク ITIL・IT 予算 3 分類は既刊の情シス担当者向け入門コースに譲り、本コースは「買い手 PM としてプロジェクトを回す」視点に振り切ります」
レッスン一覧
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1
SaaS 導入プロジェクトの全体像
買い手 PM の役割、SaaS ライフサイクル 6 段階(企画→選定→契約→導入→運用→解約/リプレース)、コース守備範囲・境界明示(要件定義 3 軸・契約交渉 4 点・IdP 運用は既刊譲り)を学ぶ
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2
企画・RFI/RFP 発行
企画書の型(背景・目的・スコープ・成功基準)、RFI と RFP の使い分け、RFP テンプレ 8 項目、複数ベンダーコンペの運営を学ぶ
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3
PoC 設計と実施
PoC のゴール設計(技術検証 vs 業務適合検証)、PoC 環境の分離、業務側テスターの巻き込み、評価シートの作り方、PoC 結果の意思決定への繋げ方を学ぶ
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4
導入プロジェクトのキックオフと WBS
プロジェクト体制(オーナー・PMO・IT 側・業務側・ステアリング)、キックオフミーティング、WBS 主要 5 領域、リスクマップを学ぶ
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5
データ移行と業務プロセス変更
既存データの整備(クレンジング・マッピング・移行テスト)、業務プロセスの Before/After 図、標準化と例外の切り分け、並行運用期間の設計、カットオーバー判断を学ぶ
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6
社内浸透とチェンジマネジメント
導入後 90 日プラン、キーマン巻き込みの型、トレーニング設計、アンバサダー制度、社内 FAQ・チャットボット、利用状況モニタリング KPI、抵抗勢力への対応を学ぶ
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7
iPaaS・API 連携と SaaS Ops
iPaaS 3 大選択肢(Zapier・Workato・Boomi)と MuleSoft・n8n の位置づけ、API 連携の設計、SaaS Ops(ライセンス最適化・利用モニタリング自動化・棚卸ツール Zylo・Torii・Josys)を学ぶ
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8
解約・リプレース判断と修了後の学び方
継続 vs 更新交渉 vs リプレースの 4 判断軸、解約意思決定プロセス、データエクスポート計画、後継 SaaS への移行、SaaS 導入 PM のキャリアと修了後の情報源を学ぶ
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総復習テスト
全レッスンの内容を振り返るテスト
このコースの用語集(76語)
- アンオフィシャルキーマン
- 役職はないが周囲への影響力が大きい社員。ベテラン担当者が典型。アンバサダー制度への招待や事前レビュー参加で巻き込む戦略が有効。 → レッスン 6
- アンバサダー制度
- 各部門に配置する社内浸透の推進役。部門内の初期問い合わせ受付・勉強会実施・業務課題と SaaS 活用の結びつけ・フィードバック集約を担う。部門ごとに 1〜 2 名(30 名規模で 1 名、100 名規模で 2〜 3 名)配置する。 → レッスン 6
- 移行スクリプト
- 既存システムから SaaS へデータを移行するためのプログラム。マッピング表に基づいて設計し、複数回のリハーサルで検証する。 → レッスン 5
- 意思決定の階層
- プロジェクト体制のうち、月次で開催されるステアリング委員会。プロジェクトオーナー・関連部門長・買い手 PM で構成し、進捗・課題・リスク・重要意思決定を扱う。 → レッスン 4
- 一元管理
- 複数の情報を単一のシステムで統合管理すること。SaaS Ops ではライセンス台帳・利用状況・契約更新期日を一元管理する。 → レッスン 7
- iPaaS(アイパース・Integration Platform as a Service)
- 複数の SaaS を接続するクラウド型の連携プラットフォーム。Zapier・Workato・Boomi・MuleSoft・n8n などが主要な選択肢。SaaS 導入数が増えるほど iPaaS 経由のハブ連携の価値が高まる。 → レッスン 7