用語集
製造業のビジネス基礎コースで使われる主要な用語(117語)をまとめています。
- インダストリー 4.0(いんだすとりー よんてんぜろ)
- ドイツ連邦政府が 2011 年に「ハノーバー・メッセ」で発表した製造業デジタル化の国家戦略。第 4 次産業革命を意味し、IoT・AI・データによる製造業の変革を産学官連携で推進する構想。
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- エッジコンピューティング(えっじこんぴゅーてぃんぐ)
- 工場内のローカルサーバーで IoT センサーデータを処理する仕組み。クラウドと組み合わせて、リアルタイム性とコストのバランスを取る。
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- 工程能力指数 (こうていのうりょくしすう)
- Cp・Cpk。工程が規格にどれだけ収まるかを示す統計指標。Cp = 1.0 は規格幅にちょうど 6σ が収まる状態で、Cpk ≥ 1.33 が「工程能力ありの目安」。
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- サプライチェーン攻撃(さぷらいちぇーんこうげき)
- 攻撃者がターゲット企業を直接攻撃するのではなく、サプライヤーやソフトウェア提供元を経由して侵入する攻撃手法。SolarWinds 事件(2020 年)が代表例。
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- デュアルソース(でゅあるそーす)
- 同じ部品を 2 社のサプライヤーから調達する方式。サプライヤー 1 社の障害時のリスク分散と、サプライヤー間の競争による価格交渉力の確保が目的。マルチソースは 3 社以上。
- → レッスン7
- トヨタ生産方式 (とよたせいさんほうしき)
- TPS、Toyota Production System。1950 年代以降にトヨタ自動車で大野耐一らが体系化した生産システム。JIT と自働化を 2 本柱とし、7 つのムダ排除を中核とする。
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- バリューチェーン(ばりゅーちぇーん)
- Value Chain、価値連鎖。Michael Porter が 1985 年の『Competitive Advantage』で提示した、企業活動を主活動と支援活動に分けて可視化する枠組み。
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- 半導体不足 (はんどうたいぶそく)
- 2020 〜 2023 年に世界的に発生した半導体の供給不足。新型コロナによる需要変動と、台湾・韓国・米国に集中する半導体製造拠点の能力制約が重なり、自動車メーカーを中心に生産調整・出荷遅延が発生した。
- → レッスン7
- ブルウィップ効果 (ぶるうぃっぷこうか)
- Bullwhip Effect。需要のわずかな変動が、サプライチェーンの川上に行くほど増幅されて伝わる現象。MIT Beer Game で実証された。
- → レッスン7
- 部品表 (ぶひんひょう)
- BOM、Bill of Materials。製品を作るのにどの部品が何個・どの順序で必要かを構造化したデータ。設計 BOM・製造 BOM・販売 BOM の 3 種類がある。
- → レッスン2
- ABC (Activity-Based Costing)
- 活動基準原価計算。間接費の配賦を「実際に間接費を発生させる活動量」に基づいて行う手法。Robert Kaplan と Robin Cooper が 1980 年代に体系化。
- → レッスン6
- Beer Game
- MIT で開発されたサプライチェーンのシミュレーション演習。Jay Forrester らが 1960 年代に提唱し、ブルウィップ効果を体感する教材として広く使われる。
- → レッスン7
- BOM
- Bill of Materials、部品表。製品の構造を階層的に表したデータ。設計 BOM(E-BOM)・製造 BOM(M-BOM)・販売 BOM(S-BOM)の 3 種類がある。
- → レッスン2
- CBAM
- Carbon Border Adjustment Mechanism、炭素国境調整措置。EU が 2023 年 10 月に移行期間で開始し、2026 年から本格課金期間に入った制度。CO2 排出量の多い製品の EU 輸入時に CO2 価格相当を課金する。
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- CBM
- Condition-Based Maintenance、状態基準保全。設備の状態を監視して保全タイミングを決める手法。予知保全(Predictive Maintenance)の基盤となる。
- → レッスン8
- CSDDD
- Corporate Sustainability Due Diligence Directive、企業サステナビリティ・デューデリジェンス指令。EU が 2024 年に採択した、サプライチェーンの人権・環境デューデリジェンスを義務化する指令。
- → レッスン7
- DMAIC
- Define・Measure・Analyze・Improve・Control。Six Sigma の中核プロセス。1986 年にモトローラの Bill Smith が提唱し、GE の Jack Welch が世界に広めた。
- → レッスン5
- DX
- Digital Transformation、デジタルトランスフォーメーション。経済産業省は「データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品・サービス・ビジネスモデル・業務・組織・プロセス・企業文化を変革すること」と定義。
- → レッスン8
- ERP
- Enterprise Resource Planning、企業資源計画。MRP II を含む全社の業務(販売・購買・在庫・生産・財務・人事)を統合管理するシステム。SAP、Oracle、Microsoft Dynamics などが代表的ベンダー。
- → レッスン7
- MES
- Manufacturing Execution System、製造実行システム。工場の現場と ERP の間に位置する中核システム。生産・品質・設備・トレーサビリティをリアルタイムで管理する。
- → レッスン8
- MRP
- Material Requirements Planning、資材所要量計画。1960 〜 70 年代に米国で発展した手法で、BOM と生産計画から必要な部品の調達量と時期を逆算する仕組み。
- → レッスン7
- MRP II
- Manufacturing Resource Planning、製造資源計画。1980 年代に MRP を拡張し、資材だけでなく人員・設備・財務まで含めて計画する仕組み。
- → レッスン7
- OEE
- Overall Equipment Effectiveness、設備総合効率。可用性 × 性能 × 品質の積で工場の総合的健全性を表現する KPI。世界トップクラスでも 85 % が目安。
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- PSI
- Production-Sales-Inventory、生産・販売・在庫。生産計画の枠組みで、「期初在庫 + 生産 − 販売 = 期末在庫」の関係を月次・週次・日次でモニタリングする。
- → レッスン3
- ROIC
- Return on Invested Capital、投下資本利益率。投下した資本に対する利益の効率を示し、設備投資の重い製造業で ROE より本質的な収益性指標として注目される。
- → レッスン6
- Scope 1 / Scope 2 / Scope 3
- GHG プロトコルの CO2 排出区分。Scope 1 は自社の直接排出、Scope 2 は購入電力の間接排出、Scope 3 はサプライチェーン全体の排出。
- → レッスン7
- Six Sigma
- 1986 年にモトローラの Bill Smith が提唱し、GE の Jack Welch が世界に広めた品質管理手法。「100 万回中の不良が 3.4 回以下」(6σ 水準)を目標とする。
- → レッスン5
- TQM
- Total Quality Management、全社的品質管理。品質管理を製造部門だけでなく全部門・全階層に広げる発想。日本ではデミング賞、米国では MBNQA で優れた実践が表彰される。
- → レッスン5
- W. Edwards Deming
- 品質管理の思想家。戦後の日本に渡って品質管理を講演し、日本科学技術連盟(JUSE)の「デミング賞」に名を残す。『Out of the Crisis』1986 年。
- → レッスン5
- 5S
- 整理・整頓・清掃・清潔・躾。現場改善の基本中の基本として、日本の製造業から世界に広まった概念。英語では Sort・Set in order・Shine・Standardize・Sustain。
- → レッスン4
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