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スキルアップカレッジ

用語集

管理会計実践コースで使われる主要な用語(83語)をまとめています。

ABC (Activity-Based Costing・活動基準原価計算)
共通費を「活動」ごとに集計し、活動のドライバー消費量に応じて各セグメントに配賦する手法。Kaplan と Cooper が 1980 年代後半に体系化。従来の売上高基準・人員数基準より因果関係が明確な配賦を実現する。 → レッスン 5
安全余裕率 (あんぜんよゆうりつ)
実際売上高が BEP 売上高からどれだけ余裕があるかを示す指標。安全余裕率 =(実際売上高 − BEP 売上高)÷ 実際売上高。業種目安として製造業 20 %、小売業 15 %、SaaS 30 % 以上が健全。 → レッスン 3
一次スクリーニング(いちじすくりーにんぐ)
(用語集の分類上、他コースで使われる語のため本コースの用語集からは除外)
意思決定支援 (いしけっていしえん・Decision Making)
管理会計の 3 領域の 1 つ。経営陣の意思決定を、数字の裏付けで支援する領域。CVP 分析・設備投資評価・M&A 判断・シナリオ分析が中心。 → レッスン 1
インベストメントセンター
売上・コスト・投資判断まで責任を持つ責任センター。子会社社長・カンパニー長が典型。ROIC や EVA で評価するのが一般的。 → レッスン 5
インセンティブ
(本コースでは扱わないため、除外)
内部振替価格 (うちぶふりかえかかく・Transfer Price)
同じ会社内で事業間・拠点間で商品・サービスをやりとりする際の取引価格。市場価格基準・原価基準・交渉基準・二重価格方式の 4 設定方式がある。海外拠点間では移転価格税制も絡む。 → レッスン 5
営業利益 (えいぎょうりえき)
売上高から売上原価と販管費を差し引いた利益。管理会計では貢献利益から固定費を差し引く形で表現することも多い。 → レッスン 3
加重平均貢献利益率 (かじゅうへいきんこうけんりえきりつ)
複数製品の売上構成比で加重した貢献利益率。全社の BEP 売上高を算出する際に用いる。加重平均貢献利益率 = Σ(各製品の売上構成比 × 各製品の貢献利益率)。 → レッスン 3
貨物運送業 (かもつうんそうぎょう)
(除外)
勘定科目法 (かんじょうかもくほう・Account Analysis Method)
勘定科目ごとに「これは変動費」「これは固定費」と分類する費用分離手法。中堅企業で最も広く使われる。実務経験からの判断が中心で、簡便だが主観的。 → レッスン 2
感度分析 (かんどぶんせき・Sensitivity Analysis)
主要な入力要素(単価・変動費単価・数量・固定費など)に変化を与え、結果指標(営業利益・NPV など)への影響を表にする分析。Excel のデータテーブル機能で作成可能。 → レッスン 3
期待キャッシュフロー(きたいきゃっしゅふろー)
設備投資評価で、投資後に生じる将来キャッシュフローの見積もり。収益向上効果・コスト削減効果・追加運転資金・保守費用の 4 要素で構成し、税引き後ネットで見積もる。 → レッスン 4
業績評価 (ぎょうせきひょうか・Performance Evaluation)
管理会計の 3 領域の 1 つ。事業部・部門・製品ラインの業績を可視化し、責任会計の実装を担う領域。セグメント損益・予算実績管理・業績評価指標が中心。 → レッスン 1
共通費配賦 (きょうつうひはいふ)
本社費・共通管理費・IT インフラ費など、複数セグメントで発生する共通費を各セグメントに配分する作業。売上高基準・人員数基準・面積基準・ドライバー基準の 4 アルゴリズムがある。 → レッスン 5
業務委託契約 (ぎょうむいたくけいやく)
(他コースの用語のため除外)
経理マネジャー(けいりまねじゃー)
経理部門で管理会計と月次決算・年次決算を横断的に統括するキャリア。中堅企業では最も一般的な管理会計担当のキャリアパス。 → レッスン 8
経営会議 (けいえいかいぎ)
経営陣が定期的に開催する経営意思決定の会議。管理会計担当者は月次分析パッケージを提供し、議論の材料を整える役割を担う。 → レッスン 7
減価償却費 (げんかしょうきゃくひ)
固定資産の取得原価を耐用年数にわたって費用配分する会計処理。CapEx(設備投資)の翌年以降の費用として計上される。 → レッスン 6
限界利益 (げんかいりえき・Marginal Profit)
追加 1 単位を売った時の利益の増加。管理会計では貢献利益単価と同義で使うことが多い。 → レッスン 2
高低点法 (こうていてんほう・High-Low Method)
過去データの最高点と最低点の 2 点で直線を引き、変動費率と固定費を算出する費用分離手法。Excel で数分、簡便だが 2 点だけに依存するため異常値に弱い。 → レッスン 2
貢献利益 (こうけんりえき・Contribution Margin)
売上高から変動費を差し引いた利益。固定費の回収と営業利益の源泉となる金額。貢献利益 = 売上高 − 変動費。貢献利益率 = 貢献利益 ÷ 売上高。 → レッスン 2
固定費 (こていひ・Fixed Cost)
売上や生産量に関係なく発生する費用。人件費の一部・地代家賃・減価償却費・保険料が代表例。 → レッスン 2
固定的販売費 (こていてきはんばいひ)
売上に連動しない販売費。営業所家賃・営業用車両リース料・営業事務システム費など。契約単位で年間額を確定する。 → レッスン 6
コストセンター
コスト管理の責任のみを持つ責任センター。管理部門・共通機能部門が典型。予算比実績で評価する。 → レッスン 5
財務会計 (ざいむかいけい)
利害関係者(株主・投資家・債権者・監督官庁)向けに、会計基準に従って作成する会計。制度会計とも呼ばれ、有価証券報告書・決算短信・招集通知が成果物。 → レッスン 1
CapEx (キャペックス・Capital Expenditure)
設備投資支出。維持投資・成長投資・戦略投資の 3 分類がある。減価償却費として翌年以降の費用に反映される。 → レッスン 6
CFO (Chief Financial Officer・最高財務責任者)
経理・財務・IR・資金調達を統括する経営陣の一員。管理会計担当から昇格するキャリアパスの 1 つ。 → レッスン 8
CVP 分析 (Cost-Volume-Profit Analysis)
費用(Cost)・数量(Volume)・利益(Profit)の 3 要素の関係を数式化し、いずれか 1 つを動かした時の影響を試算する枠組み。管理会計の中で最も応用範囲が広い意思決定支援ツール。 → レッスン 3
直接原価計算 (ちょくせつげんかけいさん・Direct Costing)
変動費のみを製品原価として集計し、固定費は期間費用として一括処理する原価計算方式。管理会計で期間業績評価に用いる。 → レッスン 2
CGS (Cost of Goods Sold・売上原価)
(他コースの用語のため除外)
事業別セグメント (じぎょうべつせぐめんと)
セグメント境界の 5 軸の 1 つ。事業ポートフォリオ管理の基本軸で、有価証券報告書のセグメント情報も原則としてこの軸で開示される。 → レッスン 5
実効税率 (じっこうぜいりつ)
法人実効税率。WACC 計算で負債コストの節税効果を反映する際に用いる。 → レッスン 4
準変動費 (じゅんへんどうひ・Semi-variable Cost)
基本料金部分は固定、使用量部分は変動する費用。電気料金・水道料金が代表例。分離が難しく、勘定科目法・高低点法・回帰分析で扱う。 → レッスン 2
責任会計 (せきにんかいけい・Responsibility Accounting)
事業部長・部門長に業績責任を持たせる会計思想。責任範囲でコストセンター・プロフィットセンター・インベストメントセンターの 3 分類に分ける。 → レッスン 5
積算式 (せきさんしき)
予算編成で、実績・KPI・ドライバー等の要素を掛け合わせて予算を積み上げる式。売上予算では Volume × Mix × Price、販売費予算では各種ドライバー式を用いる。 → レッスン 6
積算モデル (せきさんもでる)
売上・原価・販管費・人件費・CapEx を勘定科目単位で積算する Excel シートまたは専用ツール上のモデル。予算前提の変更で再計算できる構造が理想。 → レッスン 6
設備投資評価 (せつびとうしひょうか)
設備投資の是非を財務的に判断するプロセス。NPV・IRR・Payback の 3 手法を併用するのが標準。 → レッスン 4
セグメント損益 (せぐめんとそんえき)
事業・地域・顧客・製品・チャネル別に切り出した損益。責任会計の実装として業績評価に用いる。 → レッスン 5
全部原価計算 (ぜんぶげんかけいさん・Full Costing / Absorption Costing)
変動費と固定製造原価の両方を製品原価に含める原価計算方式。財務会計(会計基準)では原則としてこちらを使う。 → レッスン 2
想定問答 (そうていもんどう)
(他コースの用語のため除外)
ダミーコスト
(除外)
打ち手インパクト試算 (うちてぃんぱくとしさん)
分析パッケージの 5 ブロックの 1 つ。現在直面している課題に対し、打ち手を実行した場合の業績への影響を試算する。CVP 分析と設備投資評価の技術がここで活きる。 → レッスン 7
DWH(データウェアハウス)
基幹システムからデータを集約・統合するデータ基盤。管理会計基盤の 3 レイヤーのうち「データレイヤー」に位置する。 → レッスン 8
データテーブル (Excel の機能)
Excel のデータ・シミュレーション機能(「What-If 分析」→「データテーブル」)。CVP 分析の感度分析表を数分で作成できる。 → レッスン 3
ドライバー式(どらいばーしき)
販売費予算などで、業務量を測るドライバーに単価を掛けて費用を積算する式。広告宣伝費 = 目標 CPA × 目標リード数、運送費 = 出荷件数 × 平均運送単価など。 → レッスン 6
ドライバー基準(どらいばーきじゅん)
共通費配賦の 4 アルゴリズムの 1 つ。共通費を消費している「活動」を特定し、活動の消費量で配賦する。ABC の中核。 → レッスン 5
トレンド(分析パッケージのブロック)
分析パッケージの 5 ブロックの 1 つ。過去 12〜24 か月の主要指標の推移をグラフで見せる。直近月の異常値発見に役立つ。 → レッスン 7
内部収益率 (ないぶしゅうえきりつ・IRR)
NPV がゼロになる割引率。「この投資が生み出す利回り」を意味し、目標収益率(ハードルレート)と比較して投資判断する。Excel の IRR 関数で計算可能。 → レッスン 4
二重価格方式 (にじゅうかかくほうしき)
内部振替価格の 4 設定方式の 1 つ。売り手側と買い手側で異なる価格を用いる方式。事業部間の利益調整に用いる。 → レッスン 5
販売費 (はんばいひ)
販売活動に伴う費用。広告宣伝費・販売手数料・運送費・出張費などが代表例。変動的販売費と固定的販売費に分けて予算化する。 → レッスン 6
BEP (Break-Even Point・損益分岐点)
営業利益がちょうどゼロになる数量・売上高。「最低限これだけ売らないと赤字」の水準を示す。BEP 数量 = 固定費 ÷ 貢献利益単価、BEP 売上高 = 固定費 ÷ 貢献利益率。 → レッスン 3
標準工数管理 (ひょうじゅんこうすうかんり)
サービス業の原価管理の中核。案件別に想定工数と実績工数の差を管理する。IT SaaS・コンサル・広告・法律事務所・会計事務所などで広く使われる。 → レッスン 2
標準原価計算 (ひょうじゅんげんかけいさん)
(他コース譲り。本コースは概念紹介のみ) → レッスン 2
変動費 (へんどうひ・Variable Cost)
売上や生産量に連動して増減する費用。原材料費・外注加工費・販売手数料・運送費が代表例。 → レッスン 2
変動的販売費 (へんどうてきはんばいひ)
売上に連動する販売費。広告宣伝費(CPA 連動)・販売手数料(売上連動)・運送費(出荷件数連動)・決済手数料(EC 売上連動)など。 → レッスン 6
分析パッケージ(ぶんせきぱっけーじ)
管理会計担当者が月次で作成する意思決定支援資料。5 ブロック(トレンド・比較・要因分解・打ち手インパクト試算・シナリオ比較)で組み立てる。20〜40 ページ規模。 → レッスン 7
FP&A (Financial Planning & Analysis)
外資系企業を中心に、財務計画と分析に特化した専門職。予算編成・予測(Rolling Forecast)・事業部との数字対話・経営陣向け分析レポートを担う。 → レッスン 8
プロフィットセンター
売上とコストの両方に責任を持つ責任センター。事業部・営業部が典型。営業利益で評価するのが一般的。 → レッスン 5
保守費用 (ほしゅひよう)
設備投資後に継続的に発生する費用。期待キャッシュフローのマイナス要素として設備投資評価に組み込む。 → レッスン 4
回帰分析 (かいきぶんせき・Regression Analysis)
過去データ全体に最小二乗法で回帰直線を引き、変動費率(傾き)と固定費(切片)を算出する費用分離手法。Excel の SLOPE・INTERCEPT・LINEST 関数で計算可能。 → レッスン 2
Mix (構成比)
売上予算の積算 3 要素の 1 つ。製品ミックス・顧客ミックス・チャネルミックス。構成比の変化が全社の貢献利益率に影響する。 → レッスン 6
面積基準 (めんせききじゅん)
共通費配賦の 4 アルゴリズムの 1 つ。各セグメントの占有面積比率で共通費を配賦する。地代家賃・光熱費に理論適合するが、フリーアドレス化で意味を失う場合がある。 → レッスン 5
要員計画 (よういんけいかく・Headcount Plan)
人員数の中期計画。現在人員数・退職予定・新規採用計画・内部異動・昇格昇進計画で構成する。人件費予算の基礎データとなる。 → レッスン 6
予算モデル (よさんもでる)
予算編成のための Excel シートまたは専用ツール上のモデル。Volume・Mix・Price を分離し、前提変更で再計算できる構造が理想。 → レッスン 6
要因分解 (よういんぶんかい)
分析パッケージの 5 ブロックの 1 つ。差異(予算比・前年比)の要因を階層的に分解する。売上差異を数量差 × 単価差 × ミックス差の 3 要素に分解するのが標準。 → レッスン 7
要因ツリー(よういんつりー)
差異を「何が起きたか」の階層で分解する技法。売上差異・費用差異ともに、要素の階層を深くすることで「どこにテコを入れるか」を判断しやすくなる。 → レッスン 7
Rolling Forecast(ローリング・フォーキャスト)
予算を年度単位で固定せず、月次・四半期で継続的に更新していく予測手法。FP&A が中心となって運用する。 → レッスン 8
WACC (Weighted Average Cost of Capital・加重平均資本コスト)
負債コストと自己資本コストを、負債比率と自己資本比率で加重平均した資本コスト。設備投資評価の割引率として用いる。上場企業 5〜10 %、非上場中堅 8〜15 % が目安。 → レッスン 4
Anaplan
2006 年設立の予算専用クラウドツール。2018 年 NYSE 上場、2022 年に Thoma Bravo が非上場化。中堅・大企業の予算・予測・シナリオ分析に用いられる。 → レッスン 8
Beyond Budgeting
1998 年設立の Beyond Budgeting Round Table が提唱する、伝統的な予算管理の限界を超える運営思想。継続予測・分権型意思決定を重視する。 → レッスン 8
BI ツール(ビーアイツール)
Business Intelligence Tool。データ可視化・ダッシュボード作成のツール。Tableau・Power BI・Looker Studio が代表例。管理会計基盤の分析レイヤーに位置する。 → レッスン 8
DCF (Discounted Cash Flow)
将来キャッシュフローを割引現在価値に換算して企業価値・投資価値を評価する手法。NPV 計算の背後にある基本手法。 → レッスン 4
IRR(内部収益率)→「内部収益率」を参照
→ レッスン 4
Kaplan & Cooper
Robert Kaplan と Robin Cooper。1980 年代後半に ABC(活動基準原価計算)を体系化した。共著『Cost & Effect』(1998)で理論を集大成。 → レッスン 5
KPI 連鎖診断(けいぴーあいれんさしんだん)
要因分解に KPI ツリーを組み合わせる分析技法。財務結果(売上・利益)から現場行動(活動量・生産性)まで数字を繋げ、打ち手を具体化する。 → レッスン 7
NPV (Net Present Value・正味現在価値)
投資による将来キャッシュフローの現在価値の合計から、投資額を差し引いた金額。NPV > 0 で投資すべき。Excel の NPV 関数で計算可能。 → レッスン 4
Oracle EPM Cloud
Oracle の Enterprise Performance Management クラウド製品。旧 Hyperion を再ブランド化(2019 年)。予算・予測・連結・開示までカバー。 → レッスン 8
Payback (Payback Period・回収期間)
初期投資が回収されるまでの年数。単純 Payback と割引 Payback の 2 種がある。直感的で説明しやすいが、Payback 後のキャッシュフローを無視するため NPV・IRR と併用する。 → レッスン 4
Power Query
Excel のデータ変換・集約機能。予算モデルや分析パッケージのデータ整備で広く使われる。 → レッスン 6
SAP CO
SAP ERP の管理会計モジュール。Controlling の略。1993 年からの歴史を持ち、大企業の中核基盤として長年利用される。 → レッスン 8
Volume (数量)
売上予算の積算 3 要素の 1 つ。販売数量・契約件数・利用回数などで表現する。 → レッスン 6
Workday Adaptive Planning
Workday が提供する予算・予測クラウドツール。中堅企業に人気の管理会計基盤の 1 つ。 → レッスン 8
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