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スキルアップカレッジ

情シス担当者入門

情シス・IT管理実務 中級 全8レッスン 約200分

公開日:

コース概要

情シス(情報システム部門)は、社内 IT の「守る・選ぶ・運用する」の 3 役割を担う職種です。全社員向けの IT リテラシー教育、CSIRT/SOC のインシデント設計論、クラウド設計思想などは既刊の IT 基礎系入門コースが扱う一方、本コースは「担当者としての意思決定と作業手順」に振り切ります。アカウント運用が情シスの生命線であり、入社と退社の 2 点で 8 割が決まる。SaaS は買った瞬間ではなく解約時に苦しむため、契約時に出口を設計する。ヘルプデスクは「早く直す」より「二度と起こさない」ナレッジ化が本業。IT 予算は「守り・攻め・維持」の 3 分類で経営に説明する——これらの中核メッセージを、社員 30〜3,000 名規模の企業で実行できる形で提示します。

学習の流れ

前半 3 レッスンで「守る」の運用(アカウント・ネットワーク・デバイス)を扱います。レッスン 1 で情シスの全体像と 3 役割、レッスン 2 でアカウント・アクセス管理、レッスン 3 で社内ネットワーク運用、レッスン 4 でデバイス管理と PC キッティングを扱います。中盤のレッスン 5 で「選ぶ」の実務として SaaS 選定・契約・棚卸し、レッスン 6 で「運用する」の中核であるヘルプデスク・ITSM/ITIL を扱います。後半のレッスン 7 で一次受付としてのインシデント対応、レッスン 8 で IT 予算・投資判断・ベンダー管理と修了後の学び方までを扱います。全 8 レッスン・約 200 分の構成です。

このコースで学べること

  • 情シスの 3 つの役割(守る・選ぶ・運用する)と年間業務マップを俯瞰できる
  • IdP・SCIM プロビジョニング設計と入退社時のアカウント運用手順を組める
  • 社内 LAN・拠点間 VPN・DNS/DHCP・Wi-Fi AP の運用要点を判断できる
  • MDM・EDR・BYOD 判断の枠組みで社内デバイス運用を設計できる
  • 買い手側視点の SaaS 選定・契約・棚卸し・解約プロセスを回せる
  • ヘルプデスク・ITSM/ITIL の運用型(チケット管理・ナレッジ・SLA・PostMortem)を持てる
  • 一次受付としての情シスの役割とインシデント対応・脆弱性管理の運用を扱える
  • IT 予算の 3 分類(守り・攻め・維持)と投資判断・ベンダー管理の判断軸を身につけられる

対象者

情シス担当 1〜3 年目、情シスに異動配属された非 IT 出身者、中小企業の「一人情シス」、事業会社の IT 選定・運用に関わる企画・総務担当者、社内 IT を統括する管理職・CIO 候補

講師紹介

霧島 咲希(きりしま さき)

情シス実装コンサルタント/元 東証プライム上場企業情シス課長/中堅企業情シス体制構築支援 35 社超

国内工科大学 情報工学科を卒業後、2005 年に外資系 IT ベンダーに入社しインフラエンジニアとして 5 年勤務。2010 年に国内大手 SIer で社内 IT 統括とヘルプデスク組織の立ち上げを 5 年担当した。2015 年に東証プライム上場企業の情シス部門へ移り、PC キッティング・SaaS 導入・ゼロトラスト移行の全社プロジェクトを 7 年主導。2022 年に独立し中堅企業向け情シスコンサルティング事務所を設立、副業で数社の CIO を兼務している。2026 年 7 月時点で独立 4 年目、社員 30〜3,000 名の企業 35 社の情シス体制構築を伴走。信条は「情シスは守る・選ぶ・運用するの 3 役割——役割ごとに時間を配分する」

受講される方へのメッセージ

「情シスの仕事は「システムを止めないこと」だけではありません。守る・選ぶ・運用するの 3 役割を毎日行き来しながら、経営陣・従業員・ベンダー・監査法人という多様なステークホルダーと折衝します。本コースは、情シスに異動配属された非 IT 出身者、一人情シスの中小企業担当者、社員 100〜1,000 名規模の中堅企業の情シスチームメンバー、CIO 候補を主な対象に、アカウント管理から社内ネットワーク、デバイス、SaaS 選定、ヘルプデスク、インシデント対応、IT 予算までを 8 レッスンで体系化しました。全社員向けの「守る意識」やクラウド設計思想、CSIRT/SOC のインシデント設計論は、既刊の IT 基礎系入門コースに譲り、本コースは「今日から回す運用手順・選定判断・折衝技術」に振り切ります」

レッスン一覧

  1. 1

    情シスとは何か——3 つの役割と年間業務マップ

    情シスの 3 役割(守る・選ぶ・運用する)、年間業務カレンダー、経営陣・従業員・ベンダー・監査法人との関わり、コース守備範囲・境界明示(守る意識・ゼロトラスト設計・CSIRT/SOC の設計論は既刊譲り)を学ぶ

  2. 2

    アカウント・アクセス管理の運用

    IdP(Entra ID/Okta/Google Workspace)の選定と冗長化、SCIM プロビジョニング設計、オンボーディング/オフボーディングの実務手順、退職者アカウントの即時無効化、権限棚卸しの年 2 回サイクルを学ぶ

  3. 3

    社内ネットワーク運用——LAN・VPN・DNS・Wi-Fi

    LAN 設計(VLAN・IP アドレス設計)、DNS/DHCP 運用、拠点間 VPN(IPsec・SD-WAN)、Wi-Fi AP キッティング、ゼロトラスト移行判断の 3 前提を学ぶ

  4. 4

    デバイス管理と PC キッティング

    MDM(Intune/Jamf/Kandji)の運用、EDR(Defender/CrowdStrike/SentinelOne)の役割分担、BYOD 判断基準、端末調達(リース/購入)、退職時回収と再セットアップを学ぶ

  5. 5

    SaaS 選定・契約・棚卸し

    買い手側の要件定義(機能・セキュリティ・運用)、比較評価の 3 軸、契約交渉のポイント(自動更新・データ返還・SLA)、シャドー IT 対処(CASB・SaaS 棚卸ツール)、解約プロセスを学ぶ

  6. 6

    ヘルプデスク・ITSM/ITIL 運用

    チケット管理(Jira Service Management/Zendesk/Freshservice)、ナレッジベースの育て方、SLA 設定(優先度 1〜4)、AI チャットボット活用、二度と起こさないための PostMortem を学ぶ

  7. 7

    インシデント対応と脆弱性管理

    一次受付としての情シス、トリアージ 3 判断、CSIRT へのエスカレーション基準、パッチ配信運用(Windows Update for Business/WSUS)、脆弱性情報の追跡(JPCERT/CC・IPA)を学ぶ

  8. 8

    IT 予算・投資判断・ベンダー管理・修了後の学び方

    IT 予算 3 分類(守り・攻め・維持)、投資判断の 4 軸(ROI・戦略適合・リスク低減・従業員体験)、ベンダー評価の年次サイクル、契約更新交渉、IT 資産管理、修了後の学び方(情シスコミュニティ・技術情報源)を学ぶ

  9. 総復習テスト

    全レッスンの内容を振り返るテスト

このコースの用語集(79語)
アカウント運用
IdP・SaaS・OS のアカウント作成・変更・無効化を管理する情シスの中核業務。入社と退社の 2 点で 8 割が決まる情シスの生命線。 → レッスン 2
一次受付
セキュリティ・インシデントで、従業員からの第一報を受け取る役割。情シスが担い、初期トリアージのあと必要に応じて CSIRT へエスカレーションする。 → レッスン 7
インシデント管理
ITIL 4 のプラクティスの 1 つで、障害発生時の対応の型を定めるもの。優先度付け・エスカレーション・記録が中心。 → レッスン 6
エスカレーション(えすかれーしょん)
対応困難な事案を上位担当者・専門組織(CSIRT・外部ベンダー)へ引き上げる運用。事前に基準を決めておくことで対応の遅れを防げる。 → レッスン 7
エンドポイント
社内 IT に接続される端末(PC・スマートフォン・タブレット)の総称。EDR で「エンドポイント検知・対応」を行う対象。 → レッスン 4
オフボーディング(おふぼーでぃんぐ)
退職・異動時のアカウント無効化・データ引継ぎ・機器返却の運用。退職日 17:00 に無効化を鉄則とする。 → レッスン 2