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スキルアップカレッジ

用語集

ファシリテーション入門コースで使われる主要な用語(71語)をまとめています。

IAF(あいえーえふ)
International Association of Facilitators の略。世界のファシリテーターが加盟する国際団体で、コア・ファシリテーター・コンピテンシーや Certified Professional Facilitator(CPF)認定を運営する。1994年設立。
→ レッスン2
ICA(あいしーえー)
Institute of Cultural Affairs の略。カナダ・米国を拠点とする非営利組織で、ORID(フォーカスト・カンバセーション・メソッド)を体系化した。
→ レッスン5
アイザックス (あいざっくす)
デヴィッド・アイザックス(David Isaacs)。ワールドカフェをファニタ・ブラウンと共に1995年に開発した米国のファシリテーター。
→ レッスン8
アウトカム (あうとかむ)
OARRのO。会議の終わりに「出来上がっているもの」を指す。動詞で書き、終了時に達成したか客観的に判定できる形で定義する。
→ レッスン3
アクティブリスニング (あくてぃぶりすにんぐ)
積極的傾聴。米国の心理学者カール・ロジャーズが体系化した、相手の発言を深く受け止める聴き方。3つのレベル(表面的・共感的・生成的)に分けられる。
→ レッスン5
アジェンダ (あじぇんだ)
OARRのA。アウトカムに到達するための段取り・議事の流れ。発散・収束・意思決定の段階で組むのが基本。
→ レッスン3
IAFのコアコンピテンシー(あいえーえふのこあこんぴてんしー)
IAFが定めるファシリテーターの能力分類。A.クライアントとの協働関係/B.グループ・プロセスの設計/C.参加と協働の環境構築/D.成果への誘導/E.プロフェッショナル知識の継続的向上/F.プロフェッショナルとしての姿勢の6分類。
→ レッスン2
アライン(あらいん)
方向や立場が一致した状態。ファシリテーションでは「アウトカムにアラインする」「期待をアラインする」のように使う。 → コース全体
1on1 (わんおんわん)
上司と部下が定期的に1対1で行う対話の機会。コーチング的・ファシリ的な要素を取り入れた運用が広がっている。
→ レッスン1
OARR(おーあーるあーる)
Outcome(成果)・Agenda(議事)・Roles(役割)・Rules(ルール)の4要素から会議を設計するフレームワーク。「終わり方」から逆算する設計の標準。
→ レッスン3
ORID(おーあーるあいでぃー)
Objective(事実)・Reflective(反応)・Interpretive(解釈)・Decisional(決定)の4段階で問いを重ねる対話モデル。ICAが体系化した「フォーカスト・カンバセーション・メソッド」とも呼ばれる。
→ レッスン5
OST(おーえすてぃー)
Open Space Technology の略。1985年にハリソン・オーウェンが提唱した大規模対話手法。参加者が議題を自ら提案し、自由にセッションを動き回る。「2本足の法則」が特徴。
→ レッスン8
オープン・クエスチョン(おーぷん・くえすちょん)
開かれた質問。「はい/いいえ」では答えられず、説明的な回答を求める質問。5W1Hで始まることが多く、発散段階で活躍する。
→ レッスン5
オズボーン(おずぼーん)
アレックス・オズボーン(Alex F. Osborn)。米国の広告会社BBDOの創業者。1940年代にブレインストーミングを体系化し、「発散→収束」の発想法を広めた。
→ レッスン6
親和図法 (しんわずほう)
発散で出てきたアイデアを、似たもの同士で集めてグループ化する整理技法。日本では川喜田二郎が考案した「KJ法」が代表的。
→ レッスン6
オーウェン(おーうぇん)
ハリソン・オーウェン(Harrison Owen)。米国のコンサルタント。1985年にOST(オープン・スペース・テクノロジー)を提唱した。
→ レッスン8
開かれた質問(ひらかれたしつもん)
オープン・クエスチョン参照。「はい/いいえ」では答えられず、説明的な回答を求める問い。
→ レッスン5
川喜田二郎 (かわきたじろう)
日本の文化人類学者(1920〜2009年)。KJ法(親和図法)を考案し、フィールドワーク・発想法の領域に大きな影響を与えた。
→ レッスン6
Google Project Aristotle(ぐーぐる・ぷろじぇくと・ありすとてれす)
Googleが2012〜2015年に実施したチーム生産性研究。心理的安全性がチームパフォーマンスの最重要因子であることを示した。
→ レッスン4
グランドルール(ぐらんどるーる)
場の約束事。会議の冒頭で参加者と合意することで、その後の議論を進めやすくする。「発言を遮らない」「人格ではなく意見を批判する」など3〜5つに絞るのが基本。
→ レッスン4
グローンゾーン(ぐろーんぞーん)
うめきの帯。サム・ケイナーが提唱した、議論の発散と収束のあいだに生じる「最も難しい時間帯」。混乱・行き詰まり・沈黙の症状が出るが、議論が深まっている証拠でもある。
→ レッスン6
ケイナー(けいなー)
サム・ケイナー(Sam Kaner)。米国のファシリテーター・著述家。『Facilitator's Guide to Participatory Decision-Making』でダイヤモンド・モデル、グローンゾーン、参加型意思決定の枠組みを広めた。
→ レッスン6
コーチング(こーちんぐ)
1対1で相手の答えを引き出す対話技法。ファシリテーションと姿勢を共有するが、対象人数と合意形成までを射程に入れるかが違う。
→ レッスン1
閉じた質問 (とじたしつもん)
クローズド・クエスチョン。「はい/いいえ」または短い単語で答えられる質問。事実確認・意思確認・絞り込みに向く。
→ レッスン5
コンセンサス (こんせんさす)
全員が「賛成」または「反対しない」状態。100%同意とは異なり、懸念は残るが決定を妨げない状態を含む。
→ レッスン7
サンドラ・シーガル(さんどら・しーがる)
Sandra Schuman。米国のファシリテーション研究者。グループ意思決定とプロセスデザインに関する整理を多く残している。本コースのファシリテーション定義の引用元。
→ レッスン1
収束 (しゅうそく)
発散で出てきた選択肢・アイデアを整理・分類・絞り込むモード。評価・優先順位付け・統合が中心。
→ レッスン6
シャーマー(しゃーまー)
オットー・シャーマー(Otto Scharmer)。MITのリーダーシップ研究者。U理論を提唱し、アクティブリスニングの3〜4レベルなどを整理した。
→ レッスン5
心理的安全性 (しんりてきあんぜんせい)
対人関係のリスクを取っても、罰せられたり恥をかかされたりしないという信念。エイミー・エドモンドソンが1999年に提唱し、Googleの研究で広く知られるようになった。
→ レッスン4
スキルアップカレッジ (すきるあっぷかれっじ)
本コースを掲載している学習プラットフォーム。テキスト中心・体系的な学習を重視する。ファシリテーションは本来対面の技だが、テキストでも「読者が考える余白を残す」工夫はできる。
→ レッスン1
諮問 (しもん)
意思決定方式の1つ。権限者が最終決定権を持つが、決定の前に関係者の意見を聞く形。責任と参加のバランスが取れた、現実的によく使われる方式。
→ レッスン7
設計 (せっけい)
ファシリテーションでは「プロセスデザイン」の意味。会議の終わり方から逆算してアジェンダ・役割・ルールを組み立てる作業。
→ レッスン3
ダイヤモンド・モデル (だいやもんど・もでる)
サム・ケイナーが整理した、議論を「発散→グローンゾーン→収束」のダイヤモンドの形で表すモデル。優れた議論はこの形を通る。
→ レッスン6
多数決 (たすうけつ)
意思決定方式の1つ。参加者の投票で多数を得た案を採用する。速いが、少数派の不満を可視化しないまま決定するため、重要案件ではコンセンサスやフィスト・トゥ・ファイブと組み合わせるのが現実的。
→ レッスン7
チェックイン (ちぇっくいん)
会議の冒頭で、参加者一人ひとりに短く発言してもらう仕掛け。発言の口火を切る・状態を共有する・全員参加の合図、の3つの目的がある。
→ レッスン4
チェックアウト (ちぇっくあうと)
会議の終わりに、参加者一人ひとりに短く発言してもらう仕掛け。持ち帰りの確認・未消化感情のリリース・次のアクションの合図、の3つの目的がある。
→ レッスン4
中立性 (ちゅうりつせい)
ファシリテーターの最重要原則。コンテンツについては自分の意見を持ち込まず、プロセスについては積極的に介入するという姿勢。「無関心」とは違う。
→ レッスン2
闘技 (とうぎ)
議論で対立を扱う際に、「議論で勝つ」ことを目的とする姿勢。ファシリテーションでは闘技を避け、対立を建設的に処理する。 → コース全体
独裁 (どくさい)
意思決定方式の1つ。特定の人が単独で決める。時間がないとき・専門性が必要なとき・責任の所在を明確にしたい場面で有効。
→ レッスン7
ドット投票 (どっととうひょう)
マルチ投票(multi-voting)とも呼ばれる、複数案の絞り込みを補助する技法。各参加者にシールや点を3〜5個渡し、選択肢に貼ってもらう。
→ レッスン7
中野民夫 (なかのたみお)
日本のワークショップ研究者・実践者。『ワークショップ:新しい学びと創造の場』(岩波新書)など、日本でワークショップ/ファシリテーションの普及に貢献した。
→ レッスン8
「なぜ」の罠 (なぜのわな)
「なぜ」を問いとして連発すると、責任追及のニュアンスを帯び、聞かれた側を防御的にさせる現象。「どんな」「どのように」など別の表現に置き換える工夫が安全。
→ レッスン5
パラフレーズ(ぱらふれーず)
聴いた内容を自分の言葉で言い換えて返す動作。傾聴の基本動作で、発言者に「聴かれた」と感じてもらえる、解釈のずれを早期発見できるなど4つの効用がある。
→ レッスン5
ハイブリッド会議 (はいぶりっどかいぎ)
会議室にいる人とリモート参加の人が同時にいる会議形態。3つの罠(格差・存在の重力・設備の限界)があり、対面とオンラインのどちらの短所も同居しやすい難しい形態。
→ レッスン8
発散 (はっさん)
選択肢・アイデア・論点を広く出すモード。質より量・評価保留・自由連想が原則。
→ レッスン6
ファシリテーション(ふぁしりてーしょん)
グループが効果的に機能するために、人々が共に考え・共に決め・共に行動できるよう支援するプロセス。中立的な進行役がプロセスをデザインし進行する技術と姿勢の総称。
→ レッスン1
ファシリテーター(ふぁしりてーたー)
ファシリテーションを担う人。コンテンツではなくプロセスの専門家。中立性とプロセスの番人としての役割を持つ。
→ レッスン2
ファニタ・ブラウン(ふぁにた・ぶらうん)
Juanita Brown。米国のファシリテーター。1995年にデヴィッド・アイザックスと共にワールドカフェを開発した。
→ レッスン8
ファスト・コンセンサス (ふぁすと・こんせんさす)
「明らかな反対がなければ決める」迅速合意の方式。軽微な決定・短時間の会議・信頼関係がある参加者の場で活躍する。
→ レッスン7
フィスト・トゥ・ファイブ (ふぃすと・とぅ・ふぁいぶ)
合意のレベル感を可視化する技法。拳(0本)から5本指まで、合意の度合いを指の数で表明する。賛成・反対の二択ではなくグラデーションで状態を見える化できる。
→ レッスン7
フィッシュボウル(ふぃっしゅぼうる)
参加者を「内側の議論サークル」と「外側の観察サークル」に分け、外側から内側を観察する大規模対話の手法。シニアと若手が同時に学ぶ場面に向く。
→ レッスン8
フォーカスト・カンバセーション・メソッド(ふぉーかすと・かんばせーしょん・めそっど)
ICAが体系化した対話の進め方。ORIDの4段階で問いを重ねるメソッド。
→ レッスン5
ブルーミング(ぶるーみんぐ)
ファシリ用語ではないが、関連概念として「アイデアが咲くように出てくる」発散の状態を表す。 → コース全体
ブレインストーミング(ぶれいんすとーみんぐ)
1940年代にアレックス・オズボーンが提唱した発散の代表技法。判断保留・量重視・奇抜歓迎・組み合わせの4原則が基本。
→ レッスン6
プロセスデザイン (ぷろせすでざいん)
会議・ワークショップの進め方を設計する作業。アウトカム・アジェンダ・役割・ルールを組み合わせる。OARRの設計はその標準。
→ レッスン3
プロセスの番人 (ぷろせすのばんにん)
ファシリテーターの中核的な役割の表現。議論の段階の切り替え・時間管理・発言の偏り是正・グランドルール管理など、プロセスを管理する責任を持つ立場。
→ レッスン2
堀公俊 (ほりきみとし)
日本ファシリテーション協会(FAJ)の創設者の一人。『ファシリテーション入門』(日経文庫)など、日本でのファシリテーション普及に大きな貢献をした著述家・実践者。
→ レッスン8
Project Aristotle (ぷろじぇくと・ありすとてれす)
Google Project Aristotle 参照。
→ レッスン4
Miro (みろ)
オンライン共同ホワイトボードツール。付箋・図・投票が共同編集できる。オンラインでのファシリテーションでは標準的なツール。
→ レッスン8
Mural(みゅーらる)
Miroと同種のオンライン共同ホワイトボードツール。
→ レッスン8
マルチ投票 (まるちとうひょう)
ドット投票参照。各参加者が複数の選択肢に「点」を投じる絞り込み技法。
→ レッスン7
モード(もーど)
議論の段階を表す。発散モード・収束モード・意思決定モードなど。ファシリテーターは現在のモードを明示することで、議論を進めやすくする。
→ レッスン6
ヤング・ファシリテーター(やんぐ・ふぁしりてーたー)
若手・経験の浅いファシリテーター。最初の関門は「盛り上げ役」の幻想を捨てること。
→ レッスン1
リハーサル(りはーさる)
ワークショップ本番の前に、関係者と流れを通して確認する作業。新人と熟練の差が一番出る部分で、本番の質を左右する核心作業。
→ レッスン8
Roles(ろーるず)
OARRのR。会議で誰が何の役を担うかを事前に決めること。ファシリテーター・タイムキーパー・記録係・議長などの分担。
→ レッスン3
Rules(るーるず)
OARRのもう1つのR。場の約束事=グランドルール。
→ レッスン3
RACI(らしー)
プロジェクト管理の標準フレームワーク。Responsible(実行責任)・Accountable(説明責任)・Consulted(相談先)・Informed(報告先)の4役割で、決定権者と関係者の役割を明示する。
→ レッスン7
ワールドカフェ(わーるどかふぇ)
1995年にファニタ・ブラウンとデヴィッド・アイザックスが開発した手法。少人数のテーブル対話を複数ラウンド回し、テーブルホストだけ残して参加者が移動する形式で、対話の親密さと知の混合を両立させる。
→ レッスン8
ワークショップ(わーくしょっぷ)
参加型で何かを生み出す対話・学習の場。1日や2日かけて行うことが多く、ファシリテーターの設計が成果を大きく左右する。
→ レッスン8
FAJ
日本ファシリテーション協会。Facilitators Association of Japan の略。日本でのファシリテーションの普及と実践者ネットワークを担う団体。
→ レッスン2
KJ法(けーじぇーほう)
親和図法の代表的な手法。文化人類学者・川喜田二郎が考案した整理技法で、個別のアイデアをカードに書いてから、似たもの同士で集めてグループ化する。
→ レッスン6
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