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スキルアップカレッジ

インストラクショナルデザイン入門

ビジネススキル 入門 全8レッスン 約200分

公開日:

コース概要

「研修を作ってほしい」「動画教材を整理してほしい」「OJTの仕組みを考えてほしい」——人事・教育担当者は、こうした依頼を日常的に受けます。同じ時間とコストをかけても、学習者の行動が変わるものと、変わらないものに分かれます。両者を分けるのが「設計」の有無です。本コースでは、世界中で50年以上使われてきた古典的なID(インストラクショナルデザイン)のフレームワーク——ADDIE・ガニェの9教授事象・ARCSモデル・ブルームのタキソノミー・カークパトリックの4段階評価——を整理し、そのうえに2025〜2026年の最新動向(マイクロラーニング・学習体験デザイン・生成AI活用・xAPI)を重ねて学べる構成にしました。理論を「使える形」に翻訳することを優先しています。

学習の流れ

レッスン1〜2で、ID全体の考え方と最も基本的な設計フレームワーク「ADDIEモデル」を押さえます。レッスン3〜5は、教材設計の中核となる3つのツール——学習目標の書き方(ブルーム)、学習プロセスの設計(ガニェ)、学習意欲のデザイン(ARCS)——を順番に学びます。レッスン6で「評価」を扱い、研修の成果をどう測るかをカークパトリックの4段階で整理します。レッスン7で現場のバランス(70-20-10とマイクロラーニング)に視野を広げ、最後のレッスン8でデジタル時代のID実装(SAM・LXD・生成AI・xAPI)と、コース修了後の学習方向を案内します。前半(レッスン1〜2)は「全体像」、中盤(レッスン3〜6)は「設計と評価の核」、後半(レッスン7〜8)は「広がりと最新動向」という三段構えです。

このコースで学べること

  • インストラクショナルデザインの考え方と、研修・教育を「設計」する意義を理解する
  • ADDIEモデルを使って研修・教材の制作プロセスを段階的に進められる
  • ブルームのタキソノミーを使い、観察可能な学習目標を書き分けられる
  • ガニェの9教授事象とARCSモデルを教材設計に組み込める
  • カークパトリックの4段階で評価設計ができ、研修の成果を測れる
  • 70-20-10とマイクロラーニングを活かし、研修と現場のバランスを設計できる
  • 生成AI・LXD・xAPIなどデジタル時代のID実装の選択肢を理解する

対象者

「教育」「研修」という言葉は知っているが、本格的に学んだ経験がない社会人。人事・教育企画・採用研修に関わる管理職、OJTトレーナー、組織開発担当、eラーニング企業の企画担当の方。生成AIを活用した研修設計に興味がある方も対象。「じっくり理論を学びたい」というより「業務で明日から使える設計の型を学びたい」という実務志向の方に特に推奨

レッスン一覧

  1. 1

    インストラクショナルデザインとは何か——「学びを設計する」考え方

    IDの定義、「設計」が必要な理由、研修・eラーニング・OJT・マニュアルへの適用範囲を整理する

  2. 2

    ADDIEモデル——もっとも使われる設計フレームワーク

    Analysis→Design→Development→Implementation→Evaluation の5ステップとフィードバックループ、強みと弱みを学ぶ

  3. 3

    学習目標を立てる——ブルームのタキソノミーと観察可能な目標

    認知・情意・精神運動の3領域、認知レベル6段階、「わかる」を「説明できる」に変換する書き方を学ぶ

  4. 4

    ガニェの9教授事象——学習を支援する9つの働きかけ

    「注意を喚起する」から「学習の般化を促す」までの9段階と、教材設計への落とし込みを学ぶ

  5. 5

    ARCSモデル——学習者の意欲をデザインする

    Attention・Relevance・Confidence・Satisfactionの4要素で学習動機を構造化し、教材に組み込む方法を学ぶ

  6. 6

    評価設計——カークパトリックの4段階とROI

    反応・学習・行動・結果の4段階と、レベル5(ROI)まで含めた評価設計の作り方を学ぶ

  7. 7

    70-20-10とマイクロラーニング——研修と現場のバランス

    70-20-10の法則、コルブの経験学習サイクル、マイクロラーニング、パフォーマンスサポートの位置づけを学ぶ

  8. 8

    デジタル時代のID——生成AI・LXD・xAPI・次の学習

    SAM、学習体験デザイン(LXD)、生成AIによる教材生成・AIチューター、SCORM・xAPI・cmi5、コース修了後の学習方向を案内する

  9. 総復習テスト

    全レッスンの内容を振り返るテスト

このコースの用語集(52語)
ARCSモデル(あーくすもでる)
ジョン・ケラーが1987年に提唱した、学習動機をデザインするためのフレームワーク。Attention(注意)・Relevance(関連性)・Confidence(自信)・Satisfaction(満足感)の4要素の頭文字。学習意欲は学習者の性質だけでなく、教材や研修の設計で大きく左右される、というスタンスに立つ。
ADDIEモデル(あでぃーもでる)
Analysis(分析)・Design(設計)・Development(開発)・Implementation(実施)・Evaluation(評価)の5フェーズからなる、世界中でもっとも使われるID設計フレームワーク。米軍訓練を起点に1970年代にフロリダ州立大学で体系化された。評価から分析へのフィードバックループを持つ反復モデル。
アンダーソンとクラスウォール(あんだーそんとくらすうぉーる)
ブルームのタキソノミーを2001年に改訂した教育心理学者の組。「記憶・理解・応用・分析・評価・創造」の6段階構造で整理した「改訂版ブルームのタキソノミー」がよく使われる。
eラーニング(いーらーにんぐ)
インターネット・LMSを使ったオンライン学習。狭義には動画教材を中心とした受講形式、広義にはマイクロラーニング・xAPI対応コースなど多様な形式を含む。 → コース全体
OJT(おーじぇーてぃー)
On-the-Job Training の略。現場での実務を通じた教育・指導。設計の有無で効果が大きく変わるため、IDの対象として扱われる。
学習エコシステム
フォーマル研修・OJT・パフォーマンスサポート・マイクロラーニング・コーチング・1on1・社内勉強会など、組織内のあらゆる学習機会を統合的に設計する発想。LXDの広がりとともに重視されるようになった。