用語集
Python入門コースで使われる主要な用語(85語)をまとめています。
- インデックス (いんでっくす)
- リストや文字列の要素の位置を示す番号。Python では 0 から始まる(1 文字目が `[0]`、2 文字目が `[1]`)。マイナスのインデックスは末尾から逆向きに数える。【レッスン 2・レッスン 4】
- インデント (いんでんと)
- 字下げ。Python ではコードのまとまり(ブロック)を表現するために必須の構文要素。PEP 8 の推奨は「半角スペース 4 個」。タブとスペースの混在は避ける。【レッスン 2】
- インタープリタ(いんたーぷりた)
- Python のソースコードを 1 行ずつ読み込みながら実行するプログラム。`python` コマンドそのものがインタープリタ。【レッスン 1】
- 引数 (ひきすう)
- → 同名で 1 つ前のセクションに記載。
- import(いんぽーと)
- → 五十音「い」の項目を参照。
- openpyxl(おーぷんぱいえくすえる)
- Excel ファイル(xlsx 形式)を Python から直接読み書きする外部ライブラリ。書式・数式・複数シート・グラフなど Excel 独自の要素を扱える。`load_workbook`/`Workbook` が中心。【レッスン 7】
- 仮想環境 (かそうかんきょう)
- プロジェクトごとに独立した Python の作業空間を作る仕組み。バージョン衝突を避けるために使う。標準は `venv`、モダンで高速なのは Astral 社の `uv`(2024 年公開)。【レッスン 8】
- 型変換 (かたへんかん)
- ある型の値をほかの型に変換すること。`int()`、`float()`、`str()`、`bool()` の 4 つが基本。文字列を数値にするときは中身に注意。【レッスン 2】
- 関数 (かんすう)
- 操作に名前を付けて、何度でも呼び出せるようにする道具。`def 関数名(引数):` で定義し、`return` で値を返す。再利用・読みやすさ・保守性の 3 つの利点を持つ。【レッスン 5】
- キーワード引数(きーわーどひきすう)
- 関数の呼び出し時に引数名を指定して渡す書き方(`order(product="リンゴ", quantity=10)`)。引数が多い関数では、どの引数に何を渡しているかが明確になる。【レッスン 5】
- グローバル変数(ぐろーばるへんすう)
- 関数の外で定義された変数。関数の中からも読めるが、書き換えには `global` 宣言が必要。多用すると読みにくくなるため、引数と戻り値でやり取りするスタイルが推奨。【レッスン 5】
- Google Colab(ぐーぐるころらぼ)
- Google が 2017 年に提供開始した、ブラウザで動く Python 実行環境。インストール不要・無料で、本コースの推奨学習環境。【レッスン 1】
- コメント
- `#` から行末までの、実行されないメモ。「なぜこう書いたか」を残すのが良いコメントで、コードを読めばわかることを書くのは避ける。【レッスン 2】
- 辞書 (じしょ・dict)
- キーと値の組を集めたデータ構造。`{キー: 値}` で書き、`[キー]` または `.get(キー)` で値を取り出す。Excel の対応表に近い発想。【レッスン 4】
- 集合 (しゅうごう・set)
- 重複しない値の集まり。順序は持たない。和(`|`)・積(`&`)・差(`-`)の集合演算ができ、重複削除や含まれるかの高速判定に向く。空の集合は `set()` で書く。【レッスン 4】
- 真偽値 (しんぎち・bool)
- True または False のいずれかを表す Python の基本データ型。条件判定の結果として登場する。`True`・`False` の最初の文字は大文字。【レッスン 2】
- スコープ(すこーぷ)
- 変数の「届く範囲」。関数内で代入した変数はローカル(関数内だけ)、関数外で定義した変数はグローバル。【レッスン 5】
- スライス(すらいす)
- リスト・文字列の一部を範囲指定で取り出す書き方。`[開始:終了:刻み]` で書く。開始と終了の手前を意識する。【レッスン 2・レッスン 4】
- Sebastian Deterding(せばすちゃん・でたーでぃんぐ)
- —(本コースには登場しません)
- 整数 (せいすう・int)
- 小数点を含まない数を表す Python の基本データ型。マイナスもゼロも含む。大きな数はアンダースコアで桁区切りができる(`1_000_000`)。【レッスン 2】
- 戻り値 (もどりち)
- 関数が呼び出し元に返す値。`return` で指定する。`return` を書かない関数は `None` を返したのと同じになる。【レッスン 5】
- タプル (tuple)
- `( )` で囲んで書く「変更できないリスト」。座標・RGB・関数の複数戻り値など、不変であるべき値に向く。要素 1 つだけのときはカンマが必要(`(5,)`)。【レッスン 4】
- 対話モード(たいわもーど・REPL)
- Python のコードを 1 行ずつ入力して、すぐに実行結果を見る形式の実行環境。READ-EVAL-PRINT-LOOP の頭文字を取って REPL(レプル)と呼ぶ。【レッスン 1】
- 代入 (だいにゅう)
- 変数に値を結び付ける操作。`=`(イコール 1 つ)で書く。比較の `==`(2 つ)と混同しないこと。【レッスン 2】
- 例外 (れいがい)
- 実行中に発生する想定外の問題。Python では「例外」(exception)と呼ばれ、`try`/`except` で処理する。【レッスン 6】
- 型ヒント (かたひんと・type hints)
- 関数の引数と戻り値に型を明示する記法。`def add(a: int, b: int) -> int:` のように書く。Python 3.5 以降で利用可能。AI 駆動開発との相性も良い。【レッスン 8】
- datetime (でいとたいむ)
- 日付と時刻を扱う Python 標準ライブラリ。`datetime.now()`、`date.today()`、`timedelta`、`strftime` などが基本。【レッスン 5】
- def (でふ)
- 関数を定義するための予約語。`def 関数名(引数):` の形で書く。【レッスン 5】
- デフォルト引数(でふぉるとひきすう)
- 関数の引数に「指定しなかったときの値」を設定したもの。`def greet(name, prefix="こんにちは"):` の `prefix="こんにちは"` がデフォルト引数。【レッスン 5】
- 内包表記 (ないほうひょうき)
- `for` ループでリストを作る処理を 1 行で書ける Python の記法。`[式 for 変数 in 集まり]` の形。`if` 条件も組み合わせられる。【レッスン 4】
- None (のん)
- → 五十音「の」の項目を参照。【レッスン 2】
- 浮動小数点 (ふどうしょうすうてん・float)
- 小数点を含む数を表す Python の基本データ型。平均値・金利・身長・気温などで使う。計算でわずかな誤差が出ることがある。【レッスン 2】
- 文字列 (もじれつ・str)
- `"` または `'` で囲んで書く、文字の集まりを表す Python の基本データ型。f 文字列・スライス・代表メソッド(`.upper()`、`.lower()`、`.strip()`、`.replace()`、`.split()`、`len()`)でよく操作される。【レッスン 2】
- f 文字列 (えふもじれつ)
- `f"..."` の形で書き、`{ }` の中に変数や式を埋め込める文字列記法。Python 3.6(2016 年)以降で使える。複数の値を組み合わせた文字列を読みやすく書ける。【レッスン 2】
- モジュール(もじゅーる)
- Python のコードをまとめた単位。`import モジュール名` で読み込む。標準ライブラリと外部ライブラリがある。【レッスン 5】
- 文字エンコーディング(もじえんこーでぃんぐ)
- 文字と数値の対応ルール。UTF-8(国際標準、Python 推奨)と Shift_JIS(cp932、古い日本の Windows)が代表。`encoding` の指定を間違えると `UnicodeDecodeError` や文字化けが起こる。【レッスン 6】
- ライブラリ(らいぶらり)
- 特定の機能を集めた再利用可能なコード群。Python では標準ライブラリ(最初から含まれる)と外部ライブラリ(pip でインストール)の 2 種類がある。【レッスン 5・レッスン 7】
- リスト内包表記 (りすとないほうひょうき)
- →「内包表記」を参照。【レッスン 4】
- リスト (りすと・list)
- 順序付きの値の集まりを表す Python の基本データ構造。`[ ]` で書き、インデックスで取り出し、`append`・`insert`・`remove`・`pop` で変更できる。【レッスン 4】
- ローカル変数(ろーかるへんすう)
- 関数内で代入された変数。関数の中だけで通用する。関数の外からは見えない。【レッスン 5】
- 論理演算子 (ろんりえんざんし)
- `and`・`or`・`not` の 3 つ。多くの言語の `&&`・`||`・`!` ではなく英単語を使うのが Python の特徴。【レッスン 3】
- Anthropic Claude Code(あんすろぴっく くろーどこーど)
- Anthropic が提供する対話型のコーディングアシスタント。ターミナルでコマンドベースに動く。【レッスン 8】
- Astral(あすとらる)
- Charlie Marsh が 2022 年に創業したスタートアップ。Python ツールの ruff(2022 年公開)と uv(2024 年公開)の開発元。【レッスン 8】
- black(ぶらっく)
- Python のコード自動整形ツール(Formatter)。「議論しない自動整形」で有名。設定の余地が少なく、スタイル戦争を終結させたとされる。【レッスン 8】
- break (ぶれいく)
- ループを途中で抜けるための予約語。条件付き(`if` の中)で使うのが定番。【レッスン 3】
- continue(こんてぃにゅー)
- ループの今の周回をスキップして次の周回に進む予約語。条件付きで使うのが定番。【レッスン 3】
- CSV(しーえすぶい)
- Comma-Separated Values。カンマで区切られた表データの形式。業務で広く使われ、Python では `csv` モジュールで扱う。【レッスン 6】
- DataFrame(でーたふれーむ)
- pandas の主役データ構造。行と列を持つ表データを Python の中で扱う。`pd.DataFrame(data)` で作成、`read_csv` で読み込み、`groupby` で集計、`to_excel` で書き出し。【レッスン 7】
- Excel (えくせる)
- Microsoft の表計算ソフトウェア。Python の openpyxl・pandas で読み書きできる。【レッスン 7】
- FastAPI(ふぁすとえーぴーあい)
- モダンな Python の Web フレームワーク。API 構築に強い。本コースの守備範囲外(修了後の学習方向の 1 つ)。【レッスン 1・レッスン 8】
- FileNotFoundError(ふぁいるのっとふぁうんどえらー)
- ファイルが見つからないときに発生する Python の例外。パスのタイプミスや、別のディレクトリにいる場合に起こる。【レッスン 6】
- for(ふぉー)
- Python の繰り返し構文。`for 変数 in 集まり:` の形で書き、集まりの各要素を 1 つずつ取り出して処理する。【レッスン 3】
- Guido van Rossum (ぐいど・う゛ぁん・ろっさむ)
- Python の創始者。オランダの計算機科学者で、1989 年に Python の開発に着手した。【レッスン 1】
- GitHub Copilot (ぎっとはぶ こぱいろっと)
- Microsoft/GitHub が提供するエディタ向け AI コード補完ツール。2021 年プレビュー、2022 年一般提供。【レッスン 8】
- if (いふ)
- Python の条件分岐の予約語。`if 条件式:` の形で書き、条件が True のときに字下げされたブロックを実行する。【レッスン 3】
- JSON (じぇいそん)
- JavaScript Object Notation。キーと値の組を表現する軽量データ形式。Web API で広く使われる。Python では `json` モジュールで扱う。【レッスン 6】
- Jupyter Notebook(じゅぴたーのーとぶっく)
- ブラウザで動くノートブック形式の Python 実行環境。IPython から派生して 2014 年に Project Jupyter として独立。Google Colab の基盤でもある。【レッスン 6・レッスン 8】
- KeyError(きーえらー)
- 辞書に存在しないキーで値を取り出そうとしたときに発生する例外。`.get()` を使うと回避できる。【レッスン 6】
- Kenneth Reitz(けねす・らいつ)
- requests ライブラリの開発者。2011 年に requests を公開し、Python の HTTP クライアントの事実上の標準を作った。【レッスン 7】
- math (ます)
- 数学関数を集めた Python 標準ライブラリ。`math.sqrt`・`math.floor`・`math.ceil`・`math.pi` などが基本。【レッスン 5】
- os(おーえす)
- OS との連携を扱う Python 標準ライブラリ。ファイルやフォルダの操作で使う。最近は `pathlib` が読みやすく、`os` は補助的に使う流れ。【レッスン 5】
- pandas (ぱんだす)
- Wes McKinney が 2008 年に開発を始め、2009 年に公開した表データ操作ライブラリ。`import pandas as pd` で読み込むのが業界の慣習。【レッスン 7】
- pathlib (ぱすりぶ)
- ファイルパスをオブジェクトとして扱うモダンな Python 標準ライブラリ。Python 3.4 で導入。`Path("data") / "sales.csv"` のような直感的な書き方ができる。【レッスン 5】
- PEP 8 (ぺっぷ えいと)
- Python の公式スタイルガイド。1999 年から Guido van Rossum・Barry Warsaw らが公開。インデント・行の長さ・変数名・関数名・import の順序などのルールを定める。【レッスン 8】
- pip (ぴっぷ)
- Python の外部ライブラリをインストール・管理するツール。`pip install`/`uninstall`/`list`/`freeze` が基本操作。【レッスン 7・レッスン 8】
- print (ぷりんと)
- 画面に値を表示する Python の組み込み関数。`print("Hello, World!")` が最初の Hello World として書かれる。【レッスン 1】
- Python 3.14 (ぱいそん さん てん じゅうよん)
- 2025 年 10 月にリリースされた Python の最新版(2026 年 6 月時点)。GIL のオプション無効化(実験的)、テンプレート文字列の改善などが含まれる。【レッスン 1】
- random(らんだむ)
- 乱数を扱う Python 標準ライブラリ。`random.random`・`random.randint`・`random.choice` などが基本。【レッスン 5】
- range (れんじ)
- 整数の連続を生成する組み込み関数。`range(N)`、`range(start, stop)`、`range(start, stop, step)` の 3 つの形がある。`for` ループでよく使う。【レッスン 3】
- REPL (れぷる)
- READ-EVAL-PRINT-LOOP の頭文字。コードを 1 行ずつ入力してすぐに結果を見る対話モード。学習の初期にとても役立つ。【レッスン 1】
- requests (りくえすつ)
- Web API を叩く Python の定番外部ライブラリ。Kenneth Reitz が 2011 年に公開。`get`/`post`・`json()`・`headers`・`params`・`timeout`・`raise_for_status()` が基本。【レッスン 7】
- requirements.txt(りくわいやめんつ・ていーえくすてぃー)
- プロジェクトが必要とする外部ライブラリの一覧を記録するファイル。`pip freeze > requirements.txt` で出力、`pip install -r requirements.txt` で再現できる。【レッスン 8】
- return(りたーん)
- 関数の中で計算した結果を呼び出し元に返す予約語。`return` を書かない関数は `None` を返したのと同じ。【レッスン 5】
- ruff(らふ)
- Astral 社が開発した Python の高速 Linter/Formatter。pylint や flake8、black を置き換えつつあり、2026 年 6 月時点では業界標準になりつつある。【レッスン 8】
- Shift_JIS (しふと じす・CP932)
- 日本の Windows 環境で広く使われてきた文字エンコーディング。Python では `encoding="cp932"` で指定する。【レッスン 6】
- try/except(とらい えくせぷと)
- Python の例外処理構文。`try` ブロックで例外が起きると `except` ブロックに飛ぶ。`else`(成功時)、`finally`(必ず実行)も組み合わせられる。【レッスン 6】
- UTF-8(ゆーてぃーえふ えいと)
- 国際標準の文字エンコーディング。Python の推奨で、Web の標準でもある。新しいファイルはほぼ UTF-8 で作るのが標準。【レッスン 6】
- uv(ゆーぶい)
- Astral 社が 2024 年に公開した Python の高速パッケージ・仮想環境ツール。venv と pip を 1 つに統合し、桁違いに高速。【レッスン 8】
- ValueError(ばりゅーえらー)
- 値の変換に失敗したときに発生する Python の例外。`int("abc")` のような、形式が合わない変換で起こる。【レッスン 6】
- venv (う゛いえぬう゛い)
- Python 3.3 以降に標準で含まれる仮想環境ツール。`python -m venv myproject` で作成、有効化と無効化のコマンドで切り替える。【レッスン 8】
- VS Code(う゛いえす こーど)
- Microsoft が 2015 年に公開した無料のソースコードエディタ。Python 拡張で広く使われ、本コース修了後のローカル環境として推奨される。【レッスン 1】
- Werbach(うぁーばっく)
- —(本コースには登場しません)
- Wes McKinney(うぇす・まきにー)
- pandas ライブラリの開発者。2008 年に pandas の開発を始め、2009 年に最初のバージョンを公開した。【レッスン 7】
- while (わいる)
- Python の繰り返し構文。`while 条件式:` の形で書き、条件が True の間ブロックを繰り返す。回数が事前に決まらない場面に向く。【レッスン 3】
- with (うぃず)
- ファイル操作などで「ブロックを抜けたら自動で後片付け」を実現する Python の予約語。`with open(...) as file:` の形で書く。【レッスン 6】
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