用語集
AI駆動開発入門コースで使われる主要な用語(83語)をまとめています。
- アンチパターン(あんちぱたーん)
- 避けるべき運用パターンの総称。本コースではルールファイルの「長すぎる/更新されない/複数ツール向けを 1 か所に押し込む」の 3 つを扱う。 → レッスン 5
- API 幻覚(えーぴーあいげんかく)
- AI が「もっともらしいがドキュメントに存在しない」メソッドや引数を書く現象。学習データの古さや推測補完が原因で、正しい API 仕様や型定義を添付することで大幅に減らせる。 → レッスン 3
- 委譲 (いじょう)
- AI 駆動開発の第 3 世代(2024〜2026 年)の特徴。Issue や仕様書を渡すと AI がバックグラウンドで実装を進め、Pull Request として返す非同期スタイル。 → レッスン 1
- エディタ内蔵型 (えでぃたないぞうがた)
- コードエディタや IDE の中に AI 機能が組み込まれているタイプ。GitHub Copilot・JetBrains AI Assistant・Cursor・Windsurf が代表例。 → レッスン 2
- エディタ密度 (えでぃたみつど)
- AI 駆動開発ツールの選定軸の 1 つ。エディタと AI の統合の深さを表し、高密度なほど UI の一部として溶け込む。 → レッスン 2
- エージェント型(えーじぇんとがた)
- AI 駆動開発ツールの 3 分類の 1 つ。対話しながら実装を進め、AI がリポジトリ内でファイル編集・コマンド実行を担う。Cursor Composer・Windsurf Cascade・Claude Code などが代表例。 → レッスン 1
- オブザーバビリティ(おぶざーばびりてぃ)
- 運用中システムの状態を外部から観察可能にする性質。AI 駆動開発ではトークン消費・レイテンシ・失敗率のダッシュボード化などが含まれる。 → レッスン 7
- 過剰リファクタ (かじょうりふぁくた)
- コード生成の失敗パターンの 1 つ。「この関数を修正して」と依頼したのに、周辺 5 ファイルまで書き換えて返してくる現象。変更範囲を明示的に限定することで防げる。 → レッスン 3
- 監査ログ (かんさろぐ)
- どのエージェント/ユーザーが、いつ、どのリポジトリで、どんな操作をしたかを記録するログ。AI 駆動開発を組織で本格運用するには不可欠。 → レッスン 7
- 機密コード漏洩(きみつこーどろうえい)
- 社内の機密コード(アルゴリズム・ビジネスロジック・独自実装)が、AI サービス経由で外部に流出するリスク。エンタープライズプラン選択・機密コードの送信禁止・社内 LLM/プロキシへの統一で対策する。 → レッスン 7
- 協働 (きょうどう)
- AI 駆動開発の第 2 世代(2023〜2024 年)の特徴。エディタ内で AI とチャット形式で対話しながら開発を進めるスタイル。 → レッスン 1
- クラウド自律型(くらうどじりつがた)
- AI 駆動開発ツールの 5 カテゴリの 1 つ。開発者の手元ではなくクラウド側で動作し、Issue や仕様書から自律的に実装を進める。Devin・Copilot Coding Agent・Copilot Workspace が代表例。 → レッスン 2
- コーディング規約(こーでぃんぐきやく)
- 命名規則・インデント幅・エラーハンドリング方針・ログ出力形式・コメントスタイルなど。AI 駆動開発ではルールファイルに書くことで、AI が生成するコードに直接反映される。 → レッスン 5
- コンテキスト (こんてきすと)
- AI モデルに渡す情報の総体。関連ファイル添付・リポジトリ全体検索・シンボル参照の 3 種類の与え方がある。 → レッスン 3
- 自律型 (じりつがた)
- AI 駆動開発ツールの 3 分類の 1 つ。Issue や仕様書を渡すと、AI がバックグラウンドで実装を進める。GitHub Copilot Coding Agent・Devin などが代表例。 → レッスン 1
- シート課金(しーとかきん)
- AI 駆動開発ツールの料金体系の 1 つ。ユーザー 1 人あたり月額固定で課金される。GitHub Copilot Business の基本形などが該当。 → レッスン 8
- 承認疲れ (しょうにんつかれ)
- 非同期委譲で PR が大量に生成される結果、承認する側の判断コストが増加し、機械的に承認しがちになる現象。AI レビューをかまし、重要度で優先度をつける対策がある。 → レッスン 6
- 選定軸 (せんていじく)
- AI 駆動開発ツールを比較する 4 つの視点:同期/非同期・エディタ密度・OSS 度・データ扱い。 → レッスン 2
- 組織導入 4 段階 (そしきどうにゅう 4 だんかい)
- AI 駆動開発の組織導入プロセス:試行 → パイロット → 全社展開 → 定着。多くの組織で「定着」段階で 8 割が詰まる。 → レッスン 8
- タブ補完型 (たぶほかんがた)
- AI 駆動開発ツールの 3 分類の 1 つ。エディタで編集中の続きを提案する。GitHub Copilot のタブ補完、JetBrains AI Assistant のインラインサジェスト、Cursor Tab などが代表例。 → レッスン 1
- 定着 (ていちゃく)
- 組織導入 4 段階の最終段階。AI 駆動開発がワークフローとして自然に組み込まれ「使わない選択が奇妙」になる状態。多くの組織はここで詰まる。 → レッスン 8
- 同期型 (どうきがた)
- AI 駆動開発ツールで、ターン制の対話で進めるスタイル。人間が「その場で」応答を確認し、方向修正できる。反応時間は数秒〜1 分程度。 → レッスン 4
- 同期/非同期(どうき/ひどうき)
- AI 駆動開発ツールの選定軸の 1 つ。同期型は対話で進め、非同期型はタスクを投げてバックグラウンドで走らせる。 → レッスン 2
- トークン課金(とーくんかきん)
- AI 駆動開発ツールの料金体系の 1 つ。API 呼び出しごとに従量課金される。Claude Code の API 利用、Aider の各種モデル利用などが該当。 → レッスン 8
- 認知負荷 (にんちふか)
- DevEx 指標の 1 つ。開発者が理解・判断するために必要な精神的負担。うまく機能する AI 駆動開発は認知負荷を下げるが、逆に高める副作用も生まれうる。 → レッスン 8
- 非同期型 (ひどうきがた)
- AI 駆動開発ツールで、タスクを投げてバックグラウンドで走らせるスタイル。応答時間は数分〜数十分で、その間に別の作業を進められる。 → レッスン 4
- 非同期委譲 (ひどうきいじょう)
- AI にタスクを投げて非同期で実装させる運用。「明確に切り出せるタスクだけを非同期化する」「レビューコストを見積もる」「失敗パターンを組織で共有する」「コストとレイテンシを可視化する」の 4 点が運用設計の柱。 → レッスン 4
- パイロット (ぱいろっと)
- 組織導入 4 段階の 2 段階目。1 チームで本格利用を始め、運用ルール・ガバナンス・コスト管理の初期設計を組む。 → レッスン 8
- ハイブリッド課金 (はいぶりっどかきん)
- シート課金と一定枠を超えた場合の従量課金を組み合わせた料金体系。Cursor Pro・Claude Code の一部プランなどが該当。 → レッスン 8
- 補完 (ほかん)
- AI 駆動開発の第 1 世代(2021〜2022 年)の特徴。コードエディタでタブキーを押すと、次に書きそうなコードを AI が提案するスタイル。 → レッスン 1
- プロトタイピング特化型 (ぷろとたいぴんぐとっかがた)
- AI 駆動開発ツールの 5 カテゴリの 1 つ。動くものを短時間で作ることに全振りしたタイプで、受託・社内システム・プロダクション運用には基本的に向かない。v0・Bolt.new・Lovable・Replit AI Agent が代表例。 → レッスン 2
- モジュール境界(もじゅーるきょうかい)
- コードベースを構成する機能単位の境界。Monorepo × AI 駆動開発では、モジュール境界の言語化が成功の鍵となる。 → レッスン 7
- ライセンス問題(らいせんすもんだい)
- AI が生成したコードの著作権と、そこに含まれる可能性のある OSS ライセンスの混入をめぐる問題。商用プロダクトではコピー検出とライセンスクリーンなモデルの選択で対応する。 → レッスン 7
- ルールファイル(るーるふぁいる)
- AI 駆動開発ツールがリポジトリを扱う際に自動的に読み込むテキストファイルの総称。AGENTS.md・CLAUDE.md・.cursorrules・.windsurfrules などが該当。モデルへのシステムプロンプトであり、コードの一部として扱う。 → レッスン 5
- レビュー疲れ(れびゅーつかれ)
- AI レビューが 10 個も 20 個もコメントを付けると、人間レビュアーが機械的に承認するようになる現象。指摘に重要度ラベルを付ける対策がある。 → レッスン 6
- .cursorrules
- Cursor 用のプロジェクト固有ルールファイル。リポジトリのルートに置くことで Cursor の振る舞いを制御できる。 → レッスン 5
- .windsurfrules
- Windsurf 用のプロジェクト固有ルールファイル。Cascade など Windsurf のエージェント機能の振る舞いを設定できる。 → レッスン 5
- AGENTS.md
- 2025 年に業界横断規約として提唱された、複数の AI 駆動開発ツールが共通で参照する標準化されたルールファイル形式。 → レッスン 5
- Aider
- Paul Gauthier が 2023 年頃から OSS として公開している CLI ベースの AI 駆動開発ツール。Git と統合されており、AI が編集した差分は自動的にコミットされる。 → レッスン 2
- AI 駆動開発(えーあいくどうかいはつ)
- AI ツールを活用して行うソフトウェア開発の総称。本コースはこれを「ツール操作ではなく、開発プロセスの再設計」として位置づける。 → レッスン 1
- AI コードレビュー(えーあいこーどれびゅー)
- AI が Pull Request に対して自動でレビューコメントを付ける仕組み。GitHub Copilot Code Review・CodeRabbit・Greptile・Sourcery などが代表例。 → レッスン 6
- Bolt.new
- StackBlitz が 2024 年に公開した、フルスタックのプロトタイピングツール。フロントエンド・バックエンド・データベースを含めたアプリを対話で生成できる。 → レッスン 2
- Change Failure Rate
- DORA メトリクスの 1 つ。デプロイのうち失敗(ロールバック等)の割合。Lead Time 短縮と同時にこれが上がる場合、実質的な生産性低下の可能性がある。 → レッスン 8
- Claude Code
- Anthropic が提供する CLI ベースの対話型エージェント。Subagent・Skills・Hooks の 3 つの拡張機構を持つ。 → レッスン 2
- CLAUDE.md
- Claude Code 用のプロジェクト固有ルールファイル。ホームディレクトリのグローバル設定と、リポジトリ内のプロジェクト固有設定が階層的に読み込まれる。 → レッスン 5
- Cline
- 2024 年に OSS 公開された(旧称 Claude Dev)、VS Code 向けのエージェント型拡張。ファイル編集・コマンド実行・ブラウザ操作までを対話的に指示できる。 → レッスン 2
- Codex CLI
- OpenAI が提供する CLI ツール。OpenAI のモデル群と組み合わせて動作し、Aider と設計思想が近い。 → レッスン 2
- CodeRabbit
- サードパーティの AI コードレビュー特化ツール。GitHub / GitLab の PR に対して詳細なレビューコメントを自動生成し、設定ファイルでレビュー方針をカスタマイズできる。 → レッスン 6
- Cognition AI
- Devin を開発する米国のスタートアップ。2024 年 3 月に Devin を発表した。 → レッスン 4
- Continue
- 2023 年に OSS 公開された、VS Code / JetBrains 向けのエディタ拡張機能。OpenAI・Anthropic・ローカル LLM・社内 LLM 基盤を切り替えられ、モデル選定の自由度が高い。 → レッスン 2
- Copilot Coding Agent
- GitHub が 2025 年に一般提供を発表した自律型エージェント。GitHub の Issue に対して起動すると、GitHub Actions 上で実装を進めて Pull Request を返す。 → レッスン 4
- Copilot Workspace
- GitHub が 2024 年にテクニカルプレビュー公開した、仕様→計画→実装→PR の 4 段階 UI を持つツール。各段階で人間が介入できる Human-in-the-Loop 設計が特徴。 → レッスン 4
- Cursor
- Anysphere が 2023 年に公開した VS Code フォーク型のエディタ。エディタ内での AI 統合を最初から前提に設計されており、Composer や Agent Mode を持つ。 → レッスン 2
- Deployment Frequency
- DORA メトリクスの 1 つ。デプロイの頻度。AI 駆動開発の導入が成功しているチームでは上がる傾向がある。 → レッスン 8
- Devin
- Cognition AI が 2024 年 3 月に発表した自律型 AI ソフトウェアエンジニア。Web 検索・ブラウザ操作・シェル実行・コード編集を統合した環境で動作する。 → レッスン 4
- DevEx
- Developer Experience(開発者体験)指標。Flow state 時間・Feedback loops の速さ・認知負荷などで測る。 → レッスン 8
- DevRel
- Developer Relations(開発者リレーションズ)の略。開発者向けプロダクトの技術記事執筆・カンファレンス登壇・コミュニティ運営などを担う役割。 → レッスン 4
- DORA メトリクス
- Nicole Forsgren らによる研究で、書籍『Accelerate(LeanとDevOpsの科学)』2018 年で広く知られる 4 指標。Lead Time・Deployment Frequency・MTTR・Change Failure Rate。 → レッスン 8
- GitHub Actions
- GitHub が提供する CI/CD プラットフォーム。Copilot Coding Agent はこの環境で実装を進める。 → レッスン 4
- GitHub Copilot
- GitHub が 2021 年 6 月にテクニカルプレビュー、2022 年 6 月に一般提供した AI 駆動開発ツール。VS Code・JetBrains ほか多くのエディタで動作する。 → レッスン 2
- GitHub Copilot Code Review
- GitHub Copilot の一機能として 2024〜2025 年に展開されたコードレビュー機能。Pull Request に対して Copilot がコメント形式でレビュー指摘を返す。 → レッスン 6
- Greptile
- コードベース全体の理解を活かしたレビューを目指す AI コードレビューツール。単一 PR の変更点だけでなく、リポジトリ全体への影響を含めた指摘が特徴。 → レッスン 6
- Human-in-the-Loop
- 自動化された処理の中に人間の判断を挟む設計。本コースでは「Human-in-the-Loop の設計こそエンジニアの新しい仕事」を中核メッセージに据える。 → レッスン 4
- IDE 統合 OSS(あいでぃーいーとうごうおーえすえす)
- AI 駆動開発ツールの 5 カテゴリの 1 つ。エディタ内で動作するがソースが公開されており、モデルバックエンドを自由に選べる。Continue・Cline が代表例。 → レッスン 2
- JetBrains AI Assistant
- JetBrains 製 IDE(IntelliJ IDEA・PyCharm・WebStorm 等)に統合された AI アシスタント。IDE の型情報・リファクタリング機能と組み合わせて動作する。 → レッスン 2
- Lead Time
- DORA メトリクスの 1 つ。コード書き始めから本番デプロイまでの時間。AI 駆動開発の導入が成功しているチームでは短縮する傾向がある。 → レッスン 8
- Lovable
- 2024 年に Anton Osika らが創業し公開した、フルスタックプロトタイピングツール。非エンジニアでも動くアプリを立ち上げられる体験が売り。 → レッスン 2
- MCP (Model Context Protocol)
- Anthropic が 2024 年 11 月に公開したオープンプロトコル。本コースでは「開発ワークフロー内で MCP をどう使うか」の応用に絞って扱う。 → レッスン 7
- Monorepo
- 単一リポジトリで複数プロジェクトを管理する構成。AI 駆動開発時代にはモジュール境界の言語化が特に重要となる。 → レッスン 7
- MTTR (Mean Time To Restore)
- DORA メトリクスの 1 つ。障害から復旧までの平均時間。 → レッスン 8
- Nicole Forsgren
- DORA メトリクスの提唱者の 1 人。書籍『Accelerate(LeanとDevOpsの科学)』(2018)や SPACE フレームワーク論文(2021)の共著者。 → レッスン 8
- OSS 度(おーえすえすど)
- AI 駆動開発ツールの選定軸の 1 つ。プロプライエタリか OSS かの度合いを表し、OSS はカスタマイズ・自前ホスト・監査が可能。 → レッスン 2
- Replit AI Agent
- Replit が 2024 年に公開した、ブラウザ上のクラウド IDE と統合した AI エージェント。Replit の実行環境で動くアプリを対話で構築する。 → レッスン 2
- SBOM
- Software Bill of Materials(ソフトウェア部品表)の略。ソフトウェアが使っているコンポーネントの一覧で、米国大統領令 EO 14028(2021)以降、政府調達で必須化される流れがある。 → レッスン 7
- Skills
- Claude Code の拡張機構の 1 つ。特定手順を再利用可能な形でパッケージ化する仕組み。 → レッスン 4
- Sourcery
- Python を中心にリファクタリング提案を得意とする AI コードレビューツール。「動くコードをより良いコードに書き直す」観点でのレビューに強み。 → レッスン 6
- SPACE フレームワーク
- Nicole Forsgren らが 2021 年に発表した開発者生産性の多面的測定枠組み。Satisfaction・Performance・Activity・Communication・Efficiency の 5 観点。 → レッスン 8
- Spec-driven Development
- 実装より先に仕様を書き、その仕様を AI と共有しながら実装を進めるスタイル。受託・社内システム・プロダクション運用のコードに向く。 → レッスン 3
- Subagent
- Claude Code の拡張機構の 1 つ。特定タスクに特化した別インスタンスを呼び出す仕組み。テスト実装専用・セキュリティレビュー専用などのサブエージェントを作れる。 → レッスン 4
- TDD (Test-Driven Development)
- テストを先に書き、それを通すように実装を進める開発スタイル。AI 時代には「テストを AI に見せて、それを通す実装を書かせる」意味も加わる。 → レッスン 6
- v0
- Vercel が 2023 年に公開した、UI 生成に特化した AI ツール。React/Next.js のコンポーネントを対話で生成し、Vercel にデプロイできる。 → レッスン 2
- Vibe Coding
- Andrej Karpathy が 2025 年 2 月に X で提唱した用語。「AI と対話しながら感覚(vibe)でコードを書く新しいスタイル」を指す。プロトタイピングでは強力だが、受託・社内システムでは扱いを変える。 → レッスン 1
- Windsurf
- Codeium 社が 2024 年に公開したエディタ。Cascade というエージェント機能でファイル間の依存関係を追いながら実装を進める。 → レッスン 2
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